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#7 りさ「ラボに関西弁を広めたい」いつも自分探しをしている観光客

今回のインタビューはこの方

りさ[所属:企画部・広報部]

・大阪出身
・大学1年生

高校卒業後2年間放浪。少しでも時間があったら知らない土地に旅に出て、愛のあるおっちゃんたちに美味しいご飯をご馳走してもらうことが至福の時。写真を撮ることが好きで、映画好き。


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--大学では何を学んでいますか?

住宅設計について学んでいます。最近では、5080問題を抱えた家族にふさわしい住宅を提案しました。題して「人がひきこもらない家」。それぞれのまなざしが飛び交いながらも、距離感を尊重する間取りを考え、ゼミのプレゼン大会で1位になったときは、嬉しかったです!


--大学はなぜ北海道を選んだのですか?

北海道は全く縁もゆかりもない土地でした(笑)。去年の10月から2か月間入院していた時に、もうこの体では働けないからと夢をあきらめ、今後はボーっと生きようと決めました。大学生は自由なんだ!とひらめき進学を決意。そして、行くなら海を渡ろうと思い沖縄と悩みましたがG(ゴキブリ)がいない北海道を選びました。当時は、イケメンの若いドクターに勤務の合間をぬって勉強を教えてもらえたりして、楽しい思い出です。


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--今、関心のあることについて教えてください

1つ目に、路上生活者について。どのように支援があるべきかを勉強しています。2つ目に、エンバーミングについて。資格を20代のうちに取得したいと思っているので、どうしたらよいか悩んでいます。3つ目に、釧路について。こちらは、この街の魅力を発信するために今行動しています。最後に、素敵な大人たちのこと。そんな方に出会うと、どんな景色を見てきたのか、そしてどんな景色を見ているのかを知りつくし、思考回路をとことん噛み砕いてみたくなります。変人だから(笑)。でも、私ほどその人のことを知りたいと思う人間はいないんじゃないかな。尊敬する人をご飯にお誘いして対話する時間は、かけがえのないひとときです。


--エンバーミングとは、おくりびとのことですか?

そうです、業務のひとつにあります。私の大切な人が亡くなったとき、血色を失った唇にリップを塗ってあげたことがありました。その姿を心からキレイだなと思った経験が背景にはあります。私はBody&Soulという考え方なので、魂は来世に行って神さまにお任せするとして、着ぐるみである身体は私たちがお手入れしてあげることが現実世界への敬意だと考えています。


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--大切にしていることを教えてください

暇を作らないことです。忙しいという概念すら分からないのですが、毎日予定を詰めている中で「忙しいからやらない」という選択肢は私の中にはあり得ません。そのため、睡眠時間以外は考えることをやめない。周りからは不健康だと言われたりしますが、人間ちょっとやそっとでは死にません(笑)。私は、自分の人生にポジティブな感情を抱くことが苦手なので、起きている時間は誰よりも濃くありたい!そうやって悔いのない1日を精一杯生きています。


--最後に、13LABOとはどのような存在ですか?

正直、避難場所だと思っています…。だって、もしかしたら明日家の鍵を失くしてしまうかもしれない。あるいは、ストーカーに部屋がばれて帰れないかもしれない。最悪は、家賃を滞納して追い出されるかもしれない。どれも私には起こり得ることなので、そうなったときに屋根のある逃げ場があることは安心感につながります。どこに旅立ったとても駆け込み寺のような居場所を見つける時間は大切にしていて、過去には居酒屋や劇場や工房などがありました。


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極めて個人的なコメント

早く目的地に到着するために歩かないで走れ。みんなが走っているようにうまく足を動かせ。いつからか、そう言われて育ったような気がします。「がんばれ」という声援はいつしか「もっと速く走れ」に変わり、引きずりながらでも足を進めてきました。あの頃、私はどこに向かっていたのでしょうか。目の前の数値目標に急き立てられながら身を個にして働き、いつしか数値は対価を得ることに変わり、夢を切り裂いたらお金になりました。その間に各地を旅行したのは、名所を回るわけでもなく、ただただ一人になりたくて知らない町を歩き回っては他の人たちの生を垣間見、いつも呆然としていたように思います。おそらく全てから逃げ出したかったのでしょう。
不器用に孤独と時間を持て余した自分のことを語るときは、行動したことを並べることしかできません。しかし、誰しも籠る時間を過ごしてきたのではないでしょうか。吹雪の中で迷子になったら下手に動かないで耐え、吹雪がおさまるのをひとりで待つ。ままならない日常を抱えながらそれが癒えるまで待つ。その時間をたくさんもった人は、助けを必要とする人が側にいるときに手を差し出すことの意味を知っていて、北国の人たちにはその強さがあると思います。わたしはそんな道民が大好きです。












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