日本のソファの概念が変わる
一級椅子張り職人としてイス話をしようと思う。
日本はもともと椅子に座る文化はないと考えてほしい。
何故か?
それではまず文化や習慣から掘り下げていこうかな。
そもそも僕が椅子と呼んでいるのはダイニングチェア。だいたいSH450(シート高)45センチの場所が座面にあるもの。
なぜ昔は日本に椅子がなかったか?(あったかも知らんけど。。。)服装からみてみると、着物に草履。土間から取次まではかなり高さがあって土間で草履を脱いで部屋は畳。ようは家の中は裸足ってことになる。その場合畳はさほど汚れないので畳に座る事に抵抗はない。
かたや、ヨーロッパは玄関がなく土足で家の中に入る。靴を脱ぐところがない。
なぜ?って僕らは思うんだけどね。靴を他人の前で脱ぐことはズボン脱ぐことぐらい恥ずかしいとされてたみたい😱
ところ変わればですよね。
しかしこの差がムッチャ大きいんだよな。
椅子を作らないと座るところがないヨーロッパの人はもちろんの椅子文化になりますわな。ベッドに寝るときでさえ足元にはスローが掛けられてて靴で上がっても布団が汚れないようにしてた。今もホテルなんかには土足で部屋上がってベッドにはスロー。(どう使ったら良いのか悩むよねー。ドキドキするわ。)
日本はと云うと畳にあぐらかいて御膳が出てきて床スレスレの生活。
日本が土足の生活をしていたら椅子は当たり前だったろうけど日本の家庭に椅子はなくていいかもなぁ。スリッパ履いてる家庭はギリありか😅
イス職人が言うことじゃ無いけど🤭
さらに言うとここにきて人間をダメにするソファ「ヨギボー」が現れて爆発的に売れた。
何でか。それはもちろんもともと裸足の床生活だからだよね。
要するに高度成長期の憧れ応接室は無くなり一家に一台ソファを置く習慣だけは残った。そこからヨギボーの快進撃で日本にはこの高さ20センチの動きが一番しっくりきているのだと今更ながら証明された形になった。
そして
この動きで一番重要な事は
10〜20代の若い子達にヨギボーがソファとして認識されたってこと😱
ソファ職人として一生懸命技術を磨いて一級の資格までもらって伝承を託された僕らにとっては考えもつかない事で少なくても僕はヨギボーに衝撃を受けた。昔からビーズクッションはあったけど、ソファとして認知されてしまうとは。。。
そこで僕は考えたんだ。ソファも座の高さ20センチで良く無い?
でもね、何故かイカすローソファがない。
ローソファが今来てもおかしくないのに、何故売り出されないのか。それは企業がこぞって海外への進出を考えているからかも。ブランドイメージなんだよね。知らんけど。
ヨギボーみたいに日本に照準合わせられないんだよきっと。
だから作れる人がいるとしたらブランドイメージのない僕みたいな職人しかいないんだろーな。
しかし、イス男爵はワンチャンすごいローソファ作れるかもだけど、売るのがマジ小1レベルなんだよな。
すんごい座りやすいかっこいいローソファ作ったら買ってくれるひといるのかな?
ってヨギボー買ったら良いか😃
結局ヨギボーの宣伝なってしまってワヤやわ。
宣伝ついでに!
イス男爵はこの度ペットシーツのクラウドファンディングに挑戦してます。#全くイスとは関係ありません🤭
保護活動家さんを応援しようと立ち上げました。
この期間だけはイス男爵改めペットシーツ男爵となっております。
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