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「ポケットに入るミニマルな」カメラを求めた結果
はじめに
数日前に以下の記事を書いた。『「ポケットに入るミニマルな」カメラを求めて』。今までのカメラの遍歴と現在求めているカメラについて記載した。
この時の記事では、結論として求めていたGRⅢxは在庫切れのため、FUJIFILMのX100Vを活用していこうということになった。しかし、どうしてもGRの手軽さをX100Vに置き換えることはできずに、悩んだ末、今現在、GRⅢxが手元にある。
X100V or GRⅢx
結論から言うと、X100Vを手放して、GRⅢxを購入した。この2つ、実はどちらも現在中古市場にも在庫がほとんどないほど人気のもの。元値より高く販売されていることが多い。
GRⅢxを購入した理由
前回の記事にも書いた求めている条件を全て満たしていることがGRⅢxを諦めきれない理由になった。
求めている条件
ポケットに入る
軽い
高画質
シャッターを切るまでの速度が速い
GRⅢxは先ほども記述した通り、元値より高く中古品が販売されている。2〜3万円程度高く販売されている。現在持っている用途に合わないカメラを売却して、購入すれば±で考えると余りが出るぐらいなので、決断に至った。その計算については後述する「X100Vを手放した理由」に詳細を書こうと思う。
X100Vを手放した理由
X100Vを手放した理由としては2つ。
・現在の売却価格が元値より、かなり割高
・所持しているLeicaM10と用途が被る
売却価格については、元値18万円(新品)。中古では現在25万円前後で取引されている。今年の初めの冬の時点では40万円前後で取引されいていた。SNSで人気が出たことや半導体不足により、在庫がないことが理由である。公式では受注は中止されている。これらを考えると、25万円前後でフリマサイトで販売して、GRⅢxを買ってもお釣りがかなり出てくることになる。そして、この売却値段がいつまで高騰したままになっているのかはわからない。現在は冬の時に比べるとだいぶ価格もこれでも落ち着いてきている方だと思う。今のうちに売却しておくのも、GRとは関係なく良いことだと判断できる。
所持しているLeica M 10と用途が被ると言うのは、カメラの大きさがほとんど同じであることから、持ち運びを考えた時に、やはりLeicaを持ち出すことの方が多い。そして気づけばX100Vを外に持ち出すことは減っていた。そして、X100Vを売却せずに、手元に残したとしてもGRⅢxが手元にあればさらに持ち出すこともなくなる。さっとポケットや小さなカバンに入れて持ち出せるのであれば、やはり手軽さをとってGRを持ち出すだろう。用途としては、「写真をガッツリ取りにいく→Leica M10」「気楽にカメラをポケットに入れて出かけよう→GRⅢx」になる。そうなるとX100Vの出番はさらになくなる。
この2つの理由から、GRⅢxを手に入れるためにも、売却の時期として考えても現在が一番良いと判断してX100Vを売却してGRⅢxを手にした。
GRⅢx
GRⅢxとはRICOHから販売されているコンパクトデジタルカメラ。レンズはもちろん交換できない。とってもミニマルなカメラ。普通のコンデジと違う点は、APSーCという1眼レフでも使用されることのあるコンデジにしては大きめのセンサーを搭載しているいうこと。要は、コンデジだけど、1眼レフと変わらないレベルで高画質な写真が撮れるということ。
GRⅢとGRⅢx
GRⅢには「Ⅲ」「Ⅲx」がある。私はGRⅢxを購入した。
この2つの大きな違いは焦点距離。
GRⅢ→28mm(35mm換算) スマホで写した写真のように広範囲が撮れる
GRⅢx→40mm(35mm換算) 人間の目に一番近い範囲
広範囲の写真が撮れるのも好きだが、私はもう少し被写体に寄って撮影したいと現在は思っているので今回40mmのGRⅢxを選択した。
GRⅢx Urban Edition
ちなみに購入したのは、通常版のものではなく、Urban Editionと呼ばれるモデルのものを購入した。現在は在庫切れですぐには手に入らないが、数量限定モデルというわけではなく、通常版と同じように販売されている。通常版よりメタリックな感じがしてこちらを選んだ。
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GRⅢxに合うストラップ
GRに合うストラップとして今回はULYSEESの木製リングストラップを購入した。まだ届いていないので、試すのが楽しみ。あまりヒモの太いストラップにしてしまうとポケットに入れて持ち運ぶというメリットを活かせなくなるため、ストラップ探しは慎重に行きたいところ。
GRⅢxに合うケース
「ポケットに入るサイズのカメラ」を求めていたのにケースとはどういうことだという話になりそうだが、服装によってポケットのない服もある。ワンピースやスカートなど。ジーンズによってはタイトなものもある。そうした服装の時に解決してくれそうなケースを所持しているものから探していると、ジャストフィットのものを発見してしまった。
キングジムから販売されているケース(ミニサイズ)。これがジャストフィット。付属の紐をそのまま使えば肩から下げることもできる。そして裏側にカラビナを取り付けられる箇所があるので、取り付けると腰やリュックから下げることが可能になる。
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内側のチャックも閉まる。
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カラビナは別売り。
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取り外してカラビナだけで使用することができる。
このケースはまた別の記事でまとめてみたいと思うほど気に入っている。ブラックの色もあり、私はよくワイヤレスイヤホンを入れてリュックに下げている。
おわりに
前回の記事ではGRを諦めて、今あるX100Vを使うぞー!と意気込んでいたが、数日後に購入しているとはまさか自分でも思いもしなかった。結果としては、購入して良かったと思っている。やはり取り回しがしやすいので、さっと持ち出してさっと撮ることができる。USBーCなのでスマホと同じケーブルで充電することもできる。ただ2つだけ、X100Vに対して手放して惜しいなと思ったところはフイルムシミュレーンとデザイン。フイルムシミュレーションはやはり撮って出しで完成された写真が出てくるのでとても良かった。デザインもLeicaに似たアンティークな雰囲気の形になっている。しかし、その2つの点を除いてもGRⅢxは私を楽しませてくれるカメラの一つとして現在目の前にある。初日にはカスタム設定も終わらせ、雨の中写真を撮りに出かけるほど、楽しくて仕方がない。この楽しいという初めの気持ちが終わった後も、手軽さを武器にずっとそばにいてくれるカメラになると私は、確信している。
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「雨っていいな」ってふんわり思いながら展示会の帰りに撮った夕立ち pic.twitter.com/QfukMkaDND
— わちゃ (@13_camera_13) September 18, 2023