ChatGPTにわくわくするという話
はじめに
ChatGPTが一般層にも話題に上がってきた今年の冬ごろ。冬にはまだWeb上でしか使えない仕様だった。それが数か月経つと、iOSやandroidにもインストールできるアプリになり、より多くの人が手軽に試せるAIになった。
現在 「見て聴いて話せる」
現在は、3日ほど前にOpenAI(ChatGPTを運営している会社)が面白い発表をした。既にニュースにも取り上げられているので知っている人も多いと思う。自転車の工具の画像で説明があったものだ。参考にニュース記事を下に載せておく。
大きな2つの変化
今回のアップデートでは2つの大きな変化があった。それぞれ紹介していく。だいたいこのニュースから2週間程度でアップデートされていく予定とのこと。ただし、GPTー4に限定された機能。利用するには月額を支払う必要がある。
1つ目は「見て聴いて話せる」
ChatGPTはこれまで、文に対して文を返すことしかできなかった。それが、こちらが送った画像を認識し、画像から情報を得て返答することができるようになった。そして、音声で話しかけると音声で答えてくれるようになった。
実際に試してみると、滑らかな日本語とは言えないが、今までのロボットのようなギコチナイ声ではなく、自然に近い声で返答してくるようになった。言葉も必要最低限ではなく、「はい。そうですね。これは~」と本当に話しているように「そういうことですか。これっは~かもしれません」とこちらの言葉に対して受け止めるような言葉が発せられていた。
AIと会話できるという体験がかなりレベルが高度になっていた。今まではSiriに声をかけて遊んでいた人も多いと思うが、そのレベルは遥かに超えている。何を話しているのかしっかり理解して、「わかりません」以外の返答が返ってくる。
2つ目は「情報がリアルタイム」
ChatGPTはこれまで昨年の9月ごろまでのデータしか扱えないという仕様になっていたため、リアルタイムに起こっていることについて質問することができなかった。今回のアップデートでChatGPT自身がウェブブラウジングすることができるようになった。要はリアルタイムに動く、ネットからデータを収集することができるようになった。より、リアルタイムに最新情報でやりとりできるようになった。「昨年までのデータならこれは答えられないかも」とこちらがChatGPTを使う上で気を使っていた部分が解消された。これにより、もっと気楽にchatGPTを開くことができるようになった。
設定するには
android版アプリで確認したところ、設定画面から設定しないと使えない仕様になっていた。
この設定をしてようやく音声会話ができるようになった。しかし、まだ画像の送受信の設定が現れていないので、この2週間以内のアップデートを随時待つ形にはなりそうだ。
さいごに
ChatGPTが一般層にも使えるようになったといえるのは、やはり「アプリ」になったからだと思う。スマホで手軽に使えるようになったというのは大きい。とりあえずアプリ入れて試してみようかなという人が増えた。無課金でもGPTー3.5が使えて、文だけのやりとりでも十分使用できる。GPTー4の今回のアップデートが無課金でも使えるようになれば、より使う人が増えそう。ただ、まだ新しい機能なので、課金仕様なのは仕方がないところかなと思う。こういう体験には価値があると思っているので、ChatGPTには課金している。「すべてを使いこなせないから勿体ないかな」という気持ちもあるが、それよりも「この新しい体験をすぐに試したい・味わいたい」の方が大きい。これからもAIの進化が楽しみで仕方がない。体験には価値がある。
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