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【29歳男性育休】今日から6ヵ月間の育休生活をまとめたBook『男性育休Book - Paternity leave -』(仮称)の下書きを投稿代わりにします!!         《 夫婦で知っておきたい男女の子育て脳の違い 》

 ここは男性だけでなく、女性も知っておくとお互いにストレスが少なく済むと思います。他の章でも繰り返し書いていますが、基本的に女性と男性では分泌されるホルモンのタイミングが違います。あと脳の構造も違いますし、体の変化もまったく違います。言葉にしないと理解しえない部分がたくさんあるので、お互いに知識を持って、常に確認し合うことが大切です。

 おさらいにはなりますが、まずオキシトシンが分泌されるタイミングが違います。女性は出産と同時に大量に分泌されます。オキシトシンは子宮を収縮させる作用があるので、出産時には不可欠です。このオキシトシンが大量に分泌されることで、あの壮絶な出産の痛みにも耐えることができます。
 男性があの経験をすると死ぬらしいですが、オキシトシンが分泌されないからだと思います(笑) 女性は自然と分泌されますが、男性は子育てをする過程で分泌されるので、女性も自分と同じように赤ちゃんを愛おしく感じるとは限りません。男性にも色々と子育てをさせることで分泌されるので、自分でやった方が早いからと言って、男性に任せないでいると、一行に男性は育児に参加しません(やってもいいとこ取りしかできない)なぜなら自然にはオキシトシンが分泌されないので、愛着を持ったり、絆を感じることが少ないからです。男性が子育てに参加するのは、女性のアシストも必要なので、うまいこと男性に子育ての経験をさせてあげることで、結果的に子育てに積極的になってくれるはずです。

 脳の構造にも当然違いがあります。女性は赤ちゃんの泣き声に対してかなり敏感に反応するようになっています。ちょっとした声や動作を察知して起きてしまう母親に対して、夜泣きしているのに全然起きない父親ってイライラあるあるです(笑) ただここは脳の構造が違うので、父親は気付きたいと思っても、気付けないことが多いです。もちろん訓練で気付けるようにはなります。ただ最初から母親と同じレベルで気付くことはできないので、知っておくと無駄にイライラしなくて済むと思います。泣き声に関しては、警戒音なのでずーっと聞き続けるとかなりのストレスです。
 逆に泣き声が心地よくなってしまうと赤ちゃん側としては緊急事態でも気付いてもらえないのは死活問題なので、泣き声がうるさいと思ってしまうことに罪悪感を抱いてしまう人がいますが、当然の反応ですので安心してください。ただ女性の場合はオキシトシンがかなり分泌されるので、泣き声が愛おしく感じてくることもあります。他の赤ちゃんの泣き声を聞いて「可愛い泣き声だなぁ~」みたいに感じる人もいます。男性も子育てを続けているとオキシトシンが多く分泌されて泣き声に対する耐性もついてきます。僕自身もだんだんと泣き声が大丈夫になってきました。


 体の問題もずいぶんと違います。お母さんは出産直後から大量にオキシトシンが分泌されることで過酷な出産と子育てに耐えうることができる反面、産後数週間経つと、妊娠中に大量に分泌されていた女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」が産後は急減します。だいたい産後1カ月くらいだと言われています。そうなると本来ホルモンバランスの乱れによって、子育てがキツく感じてきます。
 産後鬱になるのはオキシトシンや身体の健康によって感じるセロトニン、その他のホルモン分泌の低下によって起こる自然な現象です。上手に周囲のサポートを受けたり、ストレスを感じないような子育て、環境があれば産後鬱や育児ノイローゼまで行くことは少ないですが、ワンオペは多くの母親が産後鬱になる可能性が極めて高い状態だとも言えます。なので、男性は産後1カ月は特にサポートをしてあげることで、長い長い子育ての良いスタートダッシュを切ることができますので、忘れないようにしてほしいです。

 また出産後の女性の体は男性が想像している以上にボロボロです。ただ残念ながら男性は理解してあげることまではできても、共感してあげることや察することはできません。だって体験できないんですから!!例えば、出産によって骨盤が歪むことでアンバランスになって体のあちこち痛いとか。産道を広げるために切開した影響で、座るのが痛いし怖いしトイレも恐怖だとか。産後は抜け毛がひどくなって精神的なショックが大きいとか。うまく母乳が分泌されなくておっぱいがパンパンに張って痛くてイライラするとか。乳首を噛まれて最強に痛いとか。…男性は言ってくれないと分かりません💦  僕もすべて奥さんから聞いて初めて知ったことです。だから男性も女性に積極的に聞く姿勢も大切ですし、女性も男性に伝えることも大切です。お互いに寄り添い合うことを忘れずに情報交換・情報共有をしていくととっても子育てがラクになりますよ。

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