朝マックスタートでも充実しない日 2024/12/8
休日だったが少しだけ早起きして朝マックを食べに行った。かつての同僚と「朝マックこそ至高」という話題で盛り上がったのを思い出した。私は「朝マックを食べに行く」という行為には必ず「朝の散歩」が含まれていて、一日が充実しそうな予感に包まれる点を朝マックの効用として挙げたが、彼女は自宅にデリバリーするのが休日の贅沢だという文脈で朝マックの良さを語っており、若干のすれ違いがあった。ただ単純に「旨い」ということに違いはないということで折り合った。
マックグリドルのセットを頼んだが、マックグリドルはなんだか味が薄いような気がしたし、一方でハッシュドポテトは塩辛い。ホットコーヒーのMサイズは妙に大きい。「朝マックこそ至高」と思えた時代は終わってしまったのだろうか。食べ終わった後は穂村弘の『はじめての短歌』を少しだけ読んだ。
その足で映画館へ行き『正体』を観た。エンドロールに「山田杏奈」「西田尚美」「山中崇」と縦書きにすると左右対称になりそうな名前が立て続けに出てきて興奮した。監督が三谷幸喜だったら最高だったが、そう上手くはいかない。
帰り道にカップヌードルを買った。少し前に映画館で観た『SUPER HAPPY FOREVER』ではコンビニの前で食べていたが、さすがに持って帰って家で食べた。お湯を沸かすのも久しぶりだった。世の人はポットかティファールで沸かすらしいが、私はそれらを持っていないので、鍋に水道水を溜め、火にかけてお湯を作った。
『SUPER HAPPY FOREVER』に出ていた山本奈衣瑠の他の作品も観てみたくて、Netflixで『猫は逃げた』を観た。正確には、途中で眠たくなって、半分くらいで見るのをやめてしまった。
Xのタイムラインではラジオ等をよく聴いている大島育宙が、自身のポストへの的外れな批判の数々を訂正して回っていた。批判にもなっていないようなものも多く見られた。「地獄」と表現されていたが、まさにそんな感じだ。そこには近づくべきではない魔境が広がっていた。
きょう聴いたラジオ
奇奇怪怪 第78号「界隈がよ」
きょう聴いたアルバム
スピッツ『スピッツ』(1991)