どこにでも潜むエマニュエル 2025/1/10
朝から予約していた耳鼻科へ行った。指先から血液を1滴採取するだけで、アレルギーを調べられるという検査を受けるためだ。ここ数ヶ月(だと思う)の間、鼻水が出る訳でもないのに鼻が詰まってしまっているような感じがする謎の症状があった。
15分前に耳鼻科に着くと、割とすぐに診察室へ通された。私は言われるがままにイスに座り、口を開けた。銀色のものすごく細いトングみたいな器具で、のどの奥、右の鼻の穴、左の鼻の穴、右の耳の穴、左の耳の穴、とそれぞれ2秒くらいずつ見られた。ベルトコンベアに載って無数に流れてくる果物を検品して仕分けているみたいなスピード感だった。
その後は専用の機械の前に移動させられ、左手の中指に針を刺された。体感1分もかからず検査は終了。結果は翌診察日以降でネットから予約してほしいとのことだった。5,000円ほど支払って病院を出た。あす結果を受け取りたいと思って予約サイトを見てみたが、週明けからしか空いていないようだった。
あまりにも耳鼻科が早く終わったので、ミスタードーナツで朝ごはんを食べた。コーヒーとドーナツひとつで399円というセットにした。コーヒーはおかわりできてお得感があった。石原千秋の『大学受験のための小説講義』を少し読んだ。
その後は映画館で『エマニュエル』を観た。図らずもR15の映画を立て続けに観ている。『雨の中の慾情』に続いて、こちらも何だかよく分からない話だった。リメイクのようなので、元ネタとの比較にこそ面白みがあるのかもしれない。
夕方は、仕事のために1人でラブホテルを利用した。どんな仕事かは伏せておくが、休憩で入ってシャワーだけ浴びて帰った。この数千円は経費として会社に申請はできないかもしれないが、やむを得ない。端から見たら私は『エマニュエル』の主人公みたいなホテルの品質をチェックする覆面捜査官と思われたかもしれない。
帰宅後はYouTubeで、何気なくゲンロンの「世界一ゆるいカント入門」の冒頭無料を見ていた。「カントは元々エマニュエル・カントだったけど、ある時期からイマニュエル・カントに変えた」ということを言っていて、ここにも「エマニュエル」が登場して驚いた。
きょう聴いたラジオ
味な副音声 〜voice of food〜 2024/5/20