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2024年7月読書記録&感想文(ネタバレあり)

7月になりました。もう下半期に入りましたよ早いですね。
今月も読んだ本の記録をしつつネタバレありの感想文。

①館という名の楽園で  歌野 晶午   

推理小説のような館を建てたいという夢を持った人が本当に館を建て、かつて友人だったが疎遠になってしまった友人たちを館に招待し、推理小説にでてくるような事件ごっこをすることになるという内容。

このごっこ遊びがいつ本物の事件となるのか、ハラハラしながら読み進めていたが一向に本当の事件は起きず。

結局は館の主が自分の夢を叶えるためにかつての友人たちに協力してもらった形にはなるのだが、不治の病に侵されていた館の主とその妻は自死を選ぶ。

この結末が悲しく切なさもあるが個人的には結構好きなまとめ方だったのでとてもおもしろかったです。
ページ数も少ないのでサクっと読める点も良かったですね。

7月6日読了

②作家刑事 毒島真理 中山 七里

BSで実写ドラマがあったので録画したものを見る前に原作を読んでみました。
中山先生の本は何冊か読んできましたが、主人公である毒島のキャラクターは今まで読んできた中山先生の中では特殊な感じがしました。結構好きです。
高千穂さんとのコンビも好き

あんなにも相手にクリティカルヒットする毒を吐けるのすごいです笑
自分自身昔創作活動を少しだけしたことがある身としては、毒島先生のお言葉は痛いとこ突くなぁと思いつつもそこまで言ってくれると爽快感もありという不思議な感覚。

一冊で1つの事件を扱うのではなく、短編集なので読みやすさもある。
作家事情、出版業界のことが書かれているので、この業界の裏話みたいなものを知れる感覚といった意味でもおもしろかったです。

本を読み終わったので、ドラマ版も続けて見てみましたが、
原作の最後の話が実写化について結構突っ込んで書かれた話だったのもあり、この作品が実写ドラマ化になったのも少し驚きましたね(原作最終話自体はドラマにはなっていませんでしたが)

ドラマの構成としては、原作の1話2話に当たる話を2時間ドラマ用に再構成したという印象ですね。
容疑者も少なくなってたり、1話2話を自然に繋げるために少し改変されているところもありましたが、そこまで気にならなかったです。

俳優さんも豪華でした。

7月14日読了

もっと読みたかったのに7月は体調を崩しまくってしまい全然読めませんでした💦
うーんここ最近あまり本を読めてないぞ

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