大江健三郎と村上春樹

大江健三郎を読んでいると、村上春樹はノーベル文学賞をとれないと思う。
日本人でノーベル文学賞をとっているのは、川端康成と大江だが、僕はこの二人は好きだけど、村上の小説は、おもしろくない。
大江の小説では、「新しい人よ目覚めよ」が好きだ。
新しい人というのは、新訳聖書のパウロの手紙から引用されていて、大江は、キリスト教との対決を文学でした人だと思う。
村上は、結局、底が浅い。
大江は私小説的技法をとりながら創作小説に、仕上げているが、村上は、小手先の技術で書いている気がする。
なので、世界の実地で書いている作品には、及ばないと思う。
世界の作品は、はるかに私小説的世界を創っている。
川端も私小説的技法を創った。
村上には、それがないので、底が浅い。

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