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ほんとはかわいくないフィンランド

読もうと思ったきっかけ:
インスタで見かけて、表紙の絵が可愛いのと、’フィンランド’に惹かれて。

内容:
フィンランドで暮らす著者さんから見たフィンランドの食べものや文化、人についてのエッセイ

北欧のイメージっておしゃれで素敵でかわいいと思われがちだけど、(日本でのマーケティングの仕方も関係していそう)タイトルから「かわいくない」っと言ってしまっているのが、読む前からわくわくポイントだった。

気軽に海外旅行ができなくなってしまった今の状況で、こんな風に海外での暮らしの様子を読めるのは嬉しいことだよね。
行けないからこそ想像力をぎゅいんぎゅいんに働かせて読むのが楽しい

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この本で特に印象に残っていることをざっとまとめてみた。

★ぜひ我が家でも導入したい!

夕食は軽めに、ワンプレートで済ませる
栄養バランスを可視化できて、洗い物も少なく、用意するのも簡単

★出産までの流れが日本と全然違う!

ネウボラ ←日本で言う婦人科のような場所
各地域にあって妊娠中〜出産後の子どもの健診など、子どもが小学校に上がるまでずっと面倒を見てくれる
毎回の診察で会うのは、お医者さんではなくて、このネウボラに特化した保健師さん=親しみを込めて「ネウボラおばさん」と呼ばれているそう

★男女平等とは

男女平等は、良くも悪くも平等
均等に優しく、均等に厳しい
職業欄に「専業主婦」はない。「無職」になる
扶養制度もないため、夫が会社員でもその恩恵を受けることはできない。
夫(会社員)→会社の福利厚生サービスで、ちょっとした風邪や捻挫でもすぐに市立病院にかかれて、医療費は会社が負担してくれる
妻(無職)→勤めるor任意で一般の保険に加入しない限りは、公共の診療所へ
公共の診療所は内科のような存在で、専門病院ではない
基本的な診断しかできず、風邪程度じゃ見ない・何もしないのが現実
だから、一般家庭内でも受けられる医療サービスに格差が生じている

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男女平等についての内容は、はっとさせられたなあ

扶養制度がないのは本を読むまで知らなくて、日本で生活している心配性の私はなにかあったときに安心してかかれるお医者さんがあるという恩恵に気づけた。

どーうしたら女とか男とか性別関係なく、平等に幸せに暮らせるんだろ?


同じ著者さんのエッセイも続けて読んだので、次に書きたいと思います。


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