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掃除も洗濯も、「瞑想のための手段」と考えてみた

早速ですが、瞑想ってなんでしょう。


心を静めて無心になること、何も考えずリラックスすること、心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことなどとされている。

Wikipediaより


瞑想のイメージは、静かな木陰で、心地よい風が吹いている中で目を閉じて、自分の内面と対話する…みたいなのでしょうか。

心穏やかなイメージがありますね。

では家事のイメージを考えてみます。


掃除、洗濯、炊事、買物などの、家庭における日常生活のことである。 日常的な生活が円滑に推移していくための基本的な用事(掃除・洗濯・炊事・買物)、及びそれをこなしていくことをいう。

Wikipediaより

私にとって、瞑想のイメージカラーが緑色だとしたら家事は灰色。

慌ただしくこなしていくイメージや、嫌々やるイメージがありました。木陰でのんびりティータイム…のような、心穏やかとは真逆です。

家事の何が苦しいかといえば、「やらなきゃいけないもの」という点です。便利グッズなどで工夫したり、依頼したりと方法は色々ありますが、全てを無くすのは難しいし、逃れられません。

けど、本当に心穏やかに家事は出来ないのでしょうか。

瞑想の方法として、どこか1点に意識を集中させる…というのをよく聞きます。ボーっとするだけも、実は難しいものらしいのです。

そして、家事には、「どこか1点に意識を集中させる」の「どこか1点」になり得るポテンシャルがあるんじゃないかと感じたのです。


noteを書いてる時や、仕事をしている時。人によりますが、ぼーっとすることは無いと思います。脳のリソースが全部、その1点に割かれている感じです。そうすると、瞑想にはなり得ません。

けど、掃除している時や洗濯物を干ている時、何か考えてるか?と言われると、何も考えていないなと思ったのです。というか、考えてやる動作ではなく、作業なので、淡々とこなせます。

そう思った時に、瞑想との相性の良さを感じたのです。


掃除機を掛けながら「今日いい天気だなぁ」とか、「昨日見た漫画、面白かったなぁ」とか。

洗濯物を干しながら「最近本読んでないなぁ」とか「今着てる服、やっぱ好きだなぁ」とか。

ボーっとしながら、浮かんでくる取り留めもない思考に身を委ねている間に、家事は終わっています。


家事の良さは、日々繰り返しやっているからこそ、もうほとんど何も考えずに手が動くことにあります。

その条件は、まさに瞑想にピッタリです。

だからこそ、家事をしている時には、瞑想に近い、「ぼーっ」とした感覚に入りやすいのだと私は勝手に思っています。

しかも座ったりしながらやる瞑想とは違い、瞑想が終わった時には部屋が綺麗になってたり洋服が干されていたりするわけです。

一石二鳥で得した気分になるのでめちゃくちゃオススメします。


もちろん、ぼーっとしてる弊害として、家事のクオリティは下がります。

ホコリは残ってるかもしれないし、洗濯物も干したはいいけどぐちゃぐちゃかも。

でも、そんなの大した問題じゃないと思うのです。誰の命には関わらないし、誰の信頼も失いません。

家事をちゃんとしようとする心を捨てて、家事なんて瞑想の手段に過ぎないぜ!と思うことで、私はすごく前向きに家事をこなせるようになりました。


私にとって家事は、目的にはなり得ないなと思っています。だからこそこれまで苦手に感じていましたが、それはつまり、好き勝手な目的を付けてやれるとイコールだと最近気づきました。

私のような瞑想目的がしっくり来ない方は「どこまでピカピカにできるか」「どこまで美しく洗濯物を干せるか」いう達成感を目的に家事をやってもいいかもしれません。

多分、それぞれ、やる気になりやすい目的があると思います。

自分の好きな目的をつけて家事をやることで、前向きにこなせる。


これが、私が今回記事で伝えたかった仮説です。



と、ここまで偉そうに語りましたが、実は私は家事が嫌で実家にとんぼ返りした生粋の家事嫌い。。

家事をやりたくないなら、人に任せたり、依頼するのだって一つの手。それで家族みんな気分よく生活できるなら、それに越したことありません。

「目的なんて逆立ちしても見つかんないや!」って方には、家事代行サービスなんかオススメです。

1時間3000円弱で、掃除とかしてくれるサービスもあります。

特に料理は瞑想できない家事だと思っているので、私も目的探しに疲れたら、色々な道具や人に手を借りてやっていきたいなぁと思ってます。


嫌なことは減らして、好きなことを増やして、できる限り楽しく。

家事だって楽しめるかも?という視点は忘れず、今後とも付き合っていきたいです。

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