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【recri体験レポ】長坂真護展行ってきた

recriとはエンタメのサブスクを謳っているサービスです。個人の趣向に合わせて毎月ランダムでエンタメのチケットを送ってくれます。今回は、長坂真護展という展示会のチケットが届きました。

長坂真護展とは

投棄された廃棄物を用いて作品を制作し、ガーナのスラム街再生プロジェクトを進めるアーティスト・長坂真護。
このたびの展覧会は、自身初となる美術館での個展開催となります。

”世界最大級の電子機器の墓場”と呼ばれるガーナのスラム街・アグボグブロシーで長坂が直面したのは、日本を含む先進国から出される廃棄物を必死に燃やし、わずかな日当で生きる人々の姿、そして、そこに発生する大量のガスによって彼らがおよそ30代で亡くなっていくという現状でした。

「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という不条理な現実を、アートの力を使って先進国に伝えることを決意した長坂。
会場では世界平和への願いを込めた、さまざまな作品を展示します。

展示会に行って感じたこと

資本主義によって生まれた便利な道具たち。
その最後は発展途上国であるガーナなどに集められ、人権を無視したような環境・対価で廃棄されている実情を知りました。

綺麗な景色を堪能していますが、足元には廃棄されてきた道具たちの山があります。快適な暮らしを享受出来ている裏には、数々のカルマが存在する事を教えてくれます。

この作品は、ガーナの人たちの暮らしが大量の廃棄物によって蝕まれている実情を、直接的に訴えてきます。

それでも、仕事をするため、快適な生活をおくるため、娯楽を享受するため、便利な道具を使わざるを得ないし、今後も、壊れたら廃棄して、新しい道具や新商品も買います。それは、この資本主義の社会システムで生きていく以上、逃れられないと思うからです。もし環境に負担を掛けないように生きていくとしたら、公共機関もコンビニも使わず、山奥で自給自足の生活をする必要があるでしょう。

この展示を開催することもそうだし、長坂さんの事業のためにも資本主義によって生まれた道具は使われています。使わない選択が今の人類にはないのだから、問題はその向き合い方です。廃棄されたものをどうしていくか、個人の努力や寄附などではなく、仕組みとして、全人類が行えるようにしなくてはならないと思います。それが長坂さんの言うところのサステナブルキャピタリズムで、そんな長坂さんを応援したいと思うし、その他のサステナブルに貢献している企業も応援したいと思いました。

展示会の初めに、長坂さんのコメントが掲示されていました。それには、貧困地を救済するために募金は募っていないとあり、もし、支援いただけるならアートや書籍、グッズなどを買ってほしいと。長坂さん自身が作成した作品の売り上げの一部や、展示会の入場料の一部は、アグボグブロシー支援の資金に回していて、救済活動自体は我々に任せてくださいとありました。
僕は、資本主義の闇を知ってもなお、楽しいからゲームをしたいし、そのゲーム機はいずれ廃棄されることになると思います。
そんな僕でも協力出来ることがあればと思い、長坂さんの書かれた書籍を買わせていただきました。そして、個人で出来ることもやろうと思いました。出来るだけ不要な廃棄はせずに、メルカリなどのフリマを通して再利用をしてもらったり、リサイクルの意識を持って生活していきます。

個人で出来ることは少ないと思いますが、出来ることはやろうと思います。
この記事をnoteに投稿して、僅かでも長坂さんのプロジェクトの認知向上に繋がれば幸いです。
もし、興味がある方は、長坂真護展に足を運んでみてください。絶対に自身の教訓になると思います。

recriに加入して届いたチケット遍歴


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