考えるかんがえるカンガエル
ジェンダー論を語るときに私が最近頻繁に思うことは、男性が女性を想う・扱う思考の変革を求めているのではなく、女性が男性に対して感じている怒りについて理解してほしいわけでもないなと思った。重要なことは、女性の意識改革だと思う。本当にここだと思う。
ジェンダー論に対して熱意のある女性は、思考回路の末に出てきた怒りを男性にぶつけがちだけど、それはなんの解決にもならないと思う。男性に対して女性(もちろんいろんな性があっていい、しかし話を簡略化させるために、ここでは「男性と女性」という2つの性の話をする)が自分たちの存在価値を意識してほしいのであれば、まずは女性たちの意識を変えなければいけないと思う。
男性と対等に扱ってほしいと思う女性がいる一方で、従来通りの、結婚をしたら彼の扶養家族になって養ってもらうのが普通、と考えている女性が多くいるのも事実だと思う。芸能人や評論家などフォロワーが多い女性は、どちらかといえば前者の考えをもつ人が多いと思うけれど、私の周りにいる一般人は大体後者である。いくらフォロワーの多い影響力のある女性がジェンダー論について熱弁しても、大体の一般人は大抵従来の考え方から脱却していないのだ。私は一般人だから後者のほうの意見が溢れる世界で生きて居るけれど、多分彼女たちは、ジェンダーについて考える方法を知らないのだと感じている。私はラジオやポッドキャストをよく聞くし、ツイッターのフォローも政治的発言をする人で溢れている。ジェンダーにかかわらず、社会の動きに興味があるので、そのような情報を収集できそうなコンテンツを、最大限に活用している。特にジェンダー論についての考えを文章にしようとしたきっかけは、『こんにちは未来』(ポッドキャスト)の第13回 混浴温泉の問題と、『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(ラジオ/日本放送)の2020/5/31です。ジェンダーの話に特化しているわけではないけれど、考えることがどれほど重要であるかということを思い出させてくれた回だった。リンクしたいけど、どうやってやるんだろう。
とにかく、これまで身近にあったコンテンツによって考えの幅が広がったことは、私にとってとてもプラスになったし、様々な視点を与えてくれた。こんなにも学ぶ機会を与えてくれるコンテンツがすぐそこにある時代なので、多くの女性が考える方法を獲得して考えることで溢れる世の中になってほしいと思う。考えたら、今までの概念が覆るから、絶対。覆った先に違う未来があるから、絶対。一回深く考えてみることをオススメします。