おおくぼむつき

会社員・読書・ラジオ・短歌🌿🌿🌿

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最近の記事

言葉くらい、私の思うままにさせてくれ

(本当は他に書きたいことがあったのですが、もっと書きたいことがでてきたので以下に記します) ・・・ パソコンがそろそろ寿命のようで(まだ6年しか使ってないんだけどな・・・パソコンの6年ってもう寿命なの?そしてこういうことって一体誰が教えてくれるの?)、言葉を打ち込んでエンターキーを押すと、摩訶不思議なことに言葉が消えるんですよね。せっかく私から生まれた言葉なのに、どうしてそうすぐにいなくなってしまうんですか? 私の言葉として存在することが嫌なのでしょうか?それとも消えた

    • 2023年11月5日

      気持ちのよい秋晴れが広がった今朝、私の大切な人が大切な人の結婚式に参加する背中を見送ってきた。 ここ数年いろいろあったけど、本当に頼もしくなっているのを感じてとても幸せな気持ちになった。幸せと思わせてくれた彼に、心からの感謝を伝えたい。本当にありがとう。 彼が結婚式に参加する前に、いつものように本の話をしていたら「オードリーの若林さんの著書なら、セレブ犬が一番好き」と言っていたことを思い出した。本屋さんでそれを見つけてなんとなく開いたページが、若林さんのお父さんが亡くなる前

      • 2022年読書記録

        ●・・・小説 ○・・・その他 ◯國分功一郎『暇と退屈の倫理学 増補新版』太田出版、2015年 ◯ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』新潮社、2021年 ●瀬尾まいこ『君が夏を走らせる』新潮社、2020年 ◯岸本佐知子『ねにもつタイプ』筑摩書房、2010年 ️●三浦しをん『格闘する者に◯』新潮社、2005年 ◯平野啓一郎『本の読み方 スロー・リーディングの実践』PHP研究所、2019年 ●三浦しをん『風が強く吹いている』新潮社、2009年 ●森鴎外

        • 2022年を振り返って

          2023年になりました。去年は2022となんだか語呂の良い年だったので、まだまだ今年に慣れていません。早く2023年を始めなくては。 2022年は、それはそれは、ものすごい1年だった。 大切な人が苦しんでいる姿を、見続けた年だった。 自分の悲しみや苦しみは、どうにか、なんとか、耐えられる。 だけど、大切な人が暗闇にいるのを隣で見ているのは、 とても歯がゆく、同時に自分の無力さをひしひしと感じた。 こんなときでも、私を救ってくれたのは本だった。 静かに私に身を委ねてくれる

          上間陽子『海をあげる』

          上間陽子『海をあげる』 どんな言葉でさえも、この本の前では無力だ。 どんなに言葉を尽くしても、すべてこぼれ落ちていく。 それほどまでに上間陽子が物語るこの世界での出来事に、圧倒されて思考が停止する。 沖縄に行きたいと、あまり思ったことがない。 海はとても好きだ。でも私にとってそれは、沖縄に行く理由にはならない。 だから沖縄旅行に行ったことがない。 私は、沖縄を何も知らない。 大学3年の頃、授業で沖縄戦を学んだ。 それは言葉を失うほどの衝撃を受けた。沖縄が本土の犠牲になっ

          上間陽子『海をあげる』

          考えるかんがえるカンガエル

          ジェンダー論を語るときに私が最近頻繁に思うことは、男性が女性を想う・扱う思考の変革を求めているのではなく、女性が男性に対して感じている怒りについて理解してほしいわけでもないなと思った。重要なことは、女性の意識改革だと思う。本当にここだと思う。 ジェンダー論に対して熱意のある女性は、思考回路の末に出てきた怒りを男性にぶつけがちだけど、それはなんの解決にもならないと思う。男性に対して女性(もちろんいろんな性があっていい、しかし話を簡略化させるために、ここでは「男性と女性」という

          考えるかんがえるカンガエル

          コーヒー屋さんのコーヒー

          @LOG COFFEE ROASTERS 山口県山口市   現在、社会は混乱し、同時に私もその状況をうまくのみこめずにいます。人と直接会って話をするという行為が、これほどまでに私の社会生活を支えていたとは、思いもしませんでした。最新型のiPhoneをもっていても、Wi-Fiにつながっていようと、抱きしめながら、手を取りながら、ぬくもりや匂いを感じながら、大切なひとたちを目の前に感じながら会話をすることが、どれほど愛おしい行為かということを、感染症は気づかせてくれたのです

          コーヒー屋さんのコーヒー

          想像力

          感染病が猛威を振るう昨今ですが、皆さんはどのような暮らしを送っているのでしょうか。きちんとご飯は食べられていますか? 残念なことに、私自身あまり調子がよくないようです。人ごとのように感じてしまうのは、理由もなく勝手に涙が溢れてくるからです。こんなに胸が苦しくて、どよーんとした気持ちが長く続いてしまうのは、体や心の調子が良くないのでしょうね。原因はわかっています。大切な人たちに会えないからです。 学校は休校、バイトも短縮。時間が余るとやはり大切な人たちに会いたいという気持ち

          読書記録2019年

          前記事に続き、今回は2019年に読んだ本です。前記事で定義するのを忘れていましたが、このリストの中には、講義のために読んだ本は含めていません。読書記録に掲載する本は、一冊まるまる読み終えた趣味本、とでも言えばいいのかな。 2019年読書記録 架空の球を追う / 森絵都 ☆うつくしい人 / 西加奈子 ☆かぜのてのひら / 俵万智 ☆チョコレート革命 / 俵万智 きいろいゾウ /西加奈子 女たちは二度遊ぶ / 吉田修一 キッチン / 吉本ばなな モーリス / フォースター

          読書記録2019年

          読書記録2018年

          note、久しぶりになってしまいました。文章を書いていない間にも、多くの感動体験があり、そのたびにインスタグラムは更新していたのですが、やはり長文となるとなかなか書く気になれませんでした。 タイトルの通り、今回のnoteは、読書備忘録です。先日幼なじみと「最近、どんな本読んでるの?」という話から、自分の携帯にメモ書き程度に残しておいた読書記録を見せつつ話をしていたら、とても話が盛り上がりました。久しぶりに本の話で盛り上がることができ、とても気持ちの良い時間を過ごせたので、読

          瀬戸内国際芸術祭2019秋会期

          10月下旬に瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。心が震えるという感覚を初めて覚えた芸術祭で、3年後はすべての会期の作品を絶対に観に行くぞ、という気持ちにさせられました。 そもそも瀬戸内国際芸術祭とは、瀬戸内海の12の島+高松港・宇野港で開催される現代アートの芸術祭で、3年に一度のペースで開催されています。現代アートを巡りながら島々をまわり、地域の文化に触れることができる仕組みが整っている、画期的なものです。 この芸術祭の特徴として、鑑賞者は作品まで自ら足を運ばなくてはならな

          瀬戸内国際芸術祭2019秋会期

          熱中症にご注意を

          試験も終わり、一週間程気が抜けていました。おかげで(?)今日、熱中症になりました。 朝から少し行動して、長崎平和記念式典の中継を見終わった頃、1時間半うたた寝をしてしまった。その時、クーラーを切った状態だったから、暑くて目が覚めた。 そこから30分ぐらいなんともなかったんだけど、外出先でどんどん具合が悪くなる。もともと頭痛持ちだから、いつもの偏頭痛かなーと思ってたけど、いよいよ吐き気がしてくる。あれあれ、おかしいぞーと思ってたけど知らないふりをしていたら、ついに立ちくらみ

          熱中症にご注意を

          不意の優しさ

          は〜〜〜〜〜〜〜〜、暑い。 最近何故か、とても暑い。寝る前にクーラーを自動的に切るタイマーをセットして寝るのだけど、クーラーが切れると私は目覚める。暑くて目覚める。快適に寝ているためには、ずっとクーラーが必要なのか?そんな電気代払えないよ〜〜〜。 ここ最近の暑さと相変わらずのペースで追加される課題のおかげで、心が安定しません。寝る時間も起きる時間も毎日違う。食事の時間もバラバラ。人間、こんな生活しても、風邪ひかないんですよね〜。摩訶不思議。 心が安定していないとき、人との

          ウェルビーイングという考え方

          ウェルビーイング(英: Well-being、英: wellbeing、英: wellness、ウェルネス)とは、個人またはグループの状態(コンディション)を指す概念である。つまり、あるウェルビーイングが高レベルの時、その状態(コンディション)は良好であることを意味するようになる。あえてここで変な英語を変な日本語に訳すとウェルビーイングは「良好性」や「良好性状態」(ただし良好であるとは限らず)となる。 ウィキペディアでは、このように説明されているウェルビーイングという単語。

          ウェルビーイングという考え方

          仕事に求めることは、“求めないこと”である。

          地域(地方)で活躍している大人と、その地域の大学に通う大学生との交流会に行ってきた。 感想の大部分を占めるのは「疲れた」と「仕事に求めない」ということだ。 まずひとつめの「疲れた」は、交流会のスケジュールが一泊二日だったこともあるが、何より真剣に話している人の話を聞くのはとても疲れる。真剣なのでこっちも真剣な態度で話を聞き、質問を考える。疑問を感じなくても質問を考える。この頭の使い方は、頭も体も疲れることを知った。 そして、初対面の人との挨拶。これもまた神経が疲れる。当た

          仕事に求めることは、“求めないこと”である。

          食する、それは人と繋がる為の媒介である。

          去年菱岡先生に、「寂しさを人で埋めるのはやめたほうがいい」と言われて、むむむっとしたけど、やっぱり寂しさは人で埋めるしかないわけです。 人と繋がるための媒介として、私は食べ物がすごく重要になってくるなあと思ってる。(これは斉藤先生からの影響もある。) 行きつけのカレー屋とコーヒー屋さんは、初めは店員さんと仲良くなる気ゼロだった(通いにくくなる為)のに、気づけば私の些細な好みをきちんと把握してくれていて、それを伝えるためによく話しかけてくれるようになった。その対価を払っている

          食する、それは人と繋がる為の媒介である。