復帰した推しCPがマイナーで餓えた結果。


どうも、約10年ぶりにオタク復帰してもうすぐ干支一周りするしょうこです。
私がこよなく愛する推しCPは、悲しいことにとてもマイナー

でも、オタク中断期間に入る前は、少数派ではあるものの今よりは人口も多く、オンリーイベントなどが開催されていた模様。
(行かなかったことをものすごく後悔してます。私のバカ。)
ネット上でも好きな個人サイト様がいくつかあって、お話を読んだり通販で本を購入させていただいたりしていて、そこまで飢えていた記憶はありませんでした。

が。

空白の10年越しに帰ってきてみたら。

す、少な過ぎるじゃねーの!!!

ですよ。

月日が経ち、私の推しCPはすっかり稀少なCPになっていました。

記憶の片隅に残っていた素晴しいサイト様たちを探す旅に出るものの、再び巡り合うことは叶わず……。

。゚(゚´Д`゚)゚。ウワァン

そもそも個人サイトが激減していたんですね。

そう、いつの間にか世の中はpixivが主流の時代になっていた。
友人からpixivの存在を聞いた私は早速検索してみました。

す、少ない……。

それでもpixivの中の推しCPをくまなく閲覧し(素晴しい推しCPを本当にありがとうございます)、閉鎖されていない個人サイト様を発見&即ブクマして貴重な作品の数々を拝見し(素晴しい推しCPを本当にありがとうございます)……を何度も繰り返して推しCPを摂取する日々を送っていました。

でもね……。

足りないんですよ……。

こちとら、10年ぶりに空腹に目覚めしオタク
ですよ。
休止期間の反動で、空腹感なぞ通り越してもはや飢餓感ですよ。
クリックする指先が震える程の餓えに襲われてるんですよ。

全然足りねーな、全然足りねーよ!!

Give me RyoFuji !!(´•皿•`)キイィ

再燃したての私の、推しCPを欲する気持ちはとんでもなく強く、しかし摂取量が圧倒的に足りず……。

もはや、我、餓死寸前。
(›´÷`‹ )

そしてその一方で、推しCPへの愛は募り迸るばかり。
どんどん溢れ出る狂気のような萌えのエネルギー。
餓えが昂じて抗いがたい狂気が生じるような感覚でした。怖い怖い
私は一体どうしたら……!?

このままでは情緒が危険です。

何とかしなくては……この狂気……もとい持て余し過ぎている萌えエネルギーを、何とかして発散しなくては……。

……でも、一体どうやって??






読んで発散できないなら、書いて発散するしかないのでは!?!?

こうして、殆ど衝動的に自らお話を書き始めてしまいました。
いや、自分でもびっくり。
今思えばあの時は、餓えと狂気によるフラストレーションでちょっとおかしくなってた気がします。寧ろ、おかしくなってたからできたのか。

餓え×狂気によるフラストレーション=創作

ずっとROM専だった私が、まさか創作し始める日が来るなんて夢にも思わず。
学生時代の私に『お前さん、将来いい歳して推しCP不足で餓死しそうになって狂気に囚われた挙句に創作おっ始めちゃうぞ★』と教えてあげたらさぞかし驚愕することでしょう。

そんなこんなで、創作を始めてしまった私。
妄想は義務教育の時から得意中の得意で、それこそ息をするようにできてしまいます……というかむしろ無意識にしてしまいます。

が、いざそれを文章に起してお話という形にするには、ものすごいエネルギーが必要でした。

何せ、お話なんて一度も書いたことが無いぴかぴかの未経験者です。
まず、誰視点で書くのかが定まらずに文章が大混乱。
そして、萌えや尊さを表現するための語彙の圧倒的不足。

こんなんじゃ何も伝わらないよ!
RのカッコよさもFくんの美しさも、お二人の切ない想いもさぁ!!
何一つ伝わらないよ!!

と泣きそうになりながら文章を捻り出していきました。ああ苦しい。

ねえ、台詞と台詞の繋ぎってどうするの?
あのー、同じ表現が続いちゃうんだけどどうしたら?
ていうか、そもそも出だしってどう書けば?
ちょっと待って、オチってどうまとめれば?
それより、タイトルが決まらないんだけど???

どうすれば?どうすれば??

こんな調子です。
手探りで、「?」を100万個くらい頭に浮かべつつ、付き合い始めの推しCPが初めて手を繋ぐ時の100万倍のたどたどしさでもって、私は何とか2000文字程のお話を書き上げました。

その後も、私は何かに取り憑かれたかのように必死でお話を書き続けました。
いわゆる『自給自足』とか『自家発電』と言うものを、推しCPがマイナーゆえの飢餓感と迸る萌えエネルギーに駆られて実行するという、二次創作界隈のどこかで聞いたことのある現象を、身を持って体現したのです。

ここで私にとってラッキーだったのは、2次創作においてpixivが主流になっていたこと。
HPを作成するスキルなど皆無だった私ですが、pixivのおかげで書いたお話を投稿することができました。
自分の拙いながらも必死で書いたRFのお話を発信することができたんです。

世の中の推しCPの作品数に極めて微力ながら貢献できました。

これは初めて感じる達成感であり、爽快感であり、そして、まごうことなき快感でした。

しかしながら、創作は難しい。
何となくこんなシチュが萌えるわ素敵だわ〜うふふ〜!と夢想するのと、それを一つの『お話』として創り上げることは、全くの別物な訳で。
書きたいシーンばかり思い浮かぶものの、それを『お話』として成立させることの、まあ難しいこと……。

10年経った今も変わらずです。
文章力は大して上がらず、お話の中身も所詮自分好みの自己満足なテイストに偏りまくり……。

なのに、この苦しみと快感が病みつきになってしまいました。

諸事情により、創作を始めた当初のpixivのアカウントを削除してしまったため、当時書いた私の創作第1号はもうこの世の中には無いのですけど(今は残ってたデータを修正したり、書いたお話を思い出しながら書き直して投稿しています)、書けるうちは細々と書き続けようと思います。

もし、作品の数がいわゆる王道CPのTFやKFくらいあったら、私がお話を書くことは無かったと思います。
今でもお話を書くことは基本的に苦しくて(書きたいシーンを書くのだけは楽しい)、書き上がった時は最高にんんーーっ、エクスタシー!!なんですけども、やっぱりたくさんの作品がある王道CPが、正直、とっても羨ましいです。

いやはや、でもRFってすごい。
すごいんですよ。

だって私に創作させちゃうんですもの。
こんな、超めんどくさがりな私に創作させちゃうんですもの。
本当にすごいCPだと思います。

増えないかな!(願望)

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