教師に異議を唱える高校生徒

この動画は日本の教育の場では考えられないような事がアメリカの社会では当たり前にあります。大人の良い悪いの物差しで見てしまう事へ考えさせられると思います。

基本的に言語上、英語の話し方というのは感情を読み取るシンプルなもので、日本語と違い、いいへつらう様な言い回しはしない。なので、今日の紹介する動画ですが、教師への態度が生意気で失礼だと思われるかも知れないけど、アメリカ社会ではこういう生徒は沢山居ます。それだけ肝の座った、賢い子供が尊重される環境でもあるという事。

“Student stands up to confront a lazy teacher”
「怠慢な教師に立ち向かう生徒」

Student: get up and teach them, instead of handing them a freaking packet yo. There’s kids in here who don’t learn like that. They need to learn face to face.

「立ってちゃんと教えてよ、ただ用紙を配るだけじゃなくてさ〜。ここにはそんな風に学ばない子供だっているんだ。彼らは対面で学ばなきゃダメなんだよ。」

解説: freakingは強調的形容詞で、fuxxingという禁止用語と同意義です。

解説: There’s kidsと有りますが、本来なら「There’re kids」が文法的に正しいです。

Teacher: Bye.

「バーイ(ウザそうに)」

Student: You’re just getting mad because I’m pointing out the obvious.

「僕が正しい事言ってるから怒ってんでしょう。」

解説: the obviousという言い方は、本来「the obvious point(明確なポイント)」なんですが、先にpointing out(指摘する)と言っちゃったので、復唱を嫌う英語法では省略されます。

Teacher: No, cause you’re wasting my time.

「違うわよ、あなたが私の時間を邪魔してるからよ。」

解説: causeは「because」が正しいけど、結構省略してこう言う人が多い。

Student: No, I’m not wasting your time. I’m telling you what you need to do. You want kids to come in your class and you want them to get excited for this? You gotta come in here and you gotta make ’em excited. You want a kid to change and start doing better? You gotta touch his freaking heart. Can’t expect a kid to change if all you do is just tell ‘em.

「違うよ、邪魔なんかしてない。やるべき事をやってくれって言ってるんだよ。子供達にあなたのクラスに来てこんなのにワクワクしろって?貴方が彼等をワクワクさせなきゃダメなんだよ!子供が変わってよくやってなって行くとでも?感動させなきゃだめでしょ。ただ言ってるだけじゃ子供なんか変わんないよ。」

解説: gottaはgot to(you have to)の意で、省略系。動詞が続く。

解説: ‘emはthemの略。口語体で、ショートメールとかでよく使用。

解説: touching a heart「感動する」の意。

解説: Can'tで始まってるけど、主語であるYouが省略されている。

Teacher: Bye.

「帰ってよ」

Student: you gotta, you gotta take this job serious. This is the future of this nation. And you come in here like you did last time and a make a statement about “oh this is my paycheck...” Indeed it is... But this is my country’s future and my education.

「この仕事真面目にやってよ。これがこの国の将来だよ。それなのに貴方は前回みたいに来ては、コレが私の給料よ、みたいな発言してさぁ、そりゃそうだよ。だけど、これは僕の国の将来で、僕の教育なんだよ!」

Teacher: Can you go outside please? I got things to do.

「頼むから外に出て行ってくれない?やる事あるんだから。」

Student: But there’s a limit when I’m not bitching, but simply making an observation.

「でも限界だよ、文句を言ってんじゃない、ただ、客観的に言ってるだけさ。」

Teacher: ok, ok.

「ハイハイ、分かったわ」

Student: And now I will leave.

「じゃあ出て行くよ」

「出る杭を伸ばす」と社会が変わる。大人が変われば教育が変わる。子供の将来を考えれば、子供の可能性を抑え込む社会風土は如何でしょうね。

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