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古典は心のリセットボタン?働きながら楽しむ読書【後編】

仕事や日常のもろもろの出来事で、もう心が疲れちゃった、、、というとき。
そんなときこそ読書。ガッツリ本を読んで気持ちをリセットしよう!というおはなし。後編です。

いや、じつを言うと仕事のほうはさー、年の瀬も押し迫っているというのに、インフルエンザが大流行。インフルエンザ祭りですわ。
来る患者さんは、次から次へとインフル、インフル、インフル、コロナ(あらら)、インフル……
12月27日現在、抗ウイルス薬のタミフルがかなりの品薄とのことで。ジェネリック薬も含めて、首都圏では入手困難だそうです。
言うても、タミフル飲んでも症状が治まるのが少し早まるだけですから…元気な若者は、家で休んで治してくだされ。

さて、辛くても異世界に転生はできませんが、別世界に心を遊ばせることはできる、それが読書。
今回も、パワフルな古典文学のご紹介です。

誰でもタイトル(だけ)は知っている、『赤と黒』。
タイトルだけだと、なんかよーわからんし固そう?
しかし、その内容はなんと、超イケメンの成り上がり欲&不倫&転落!!
もちろん、歴史的な背景とかその他いろいろあるとは思うのだが、下世話にかなりおもしろいです。

そして、不倫といえば、これも外せないですよね。

王道!
トルストイせんせいの『アンナ・カレーニナ』。
愛のない結婚に苦しむ美貌のアンナちゃん中心のストーリーと、田舎の実直な地主リョーヴィンがわのストーリーとが絶妙に交錯する全4巻。

1巻の時点で事件がおきまくりで、さらにここからどーすんの?!と思ってしまうが…飽きませんね〜。
さすが巨匠ですわ。アンナが自分で自分を追い詰めていく最期の心理描写も凄まじい。

最後に、もう一作くらいよろしいでしょうか?

ゴシックロマンの金字塔(らしい)、『レベッカ』。
貴族の後妻に迎えられた、田舎娘の主人公。事故死した美貌の前妻の影が…

邸宅、庭などの風景が美しい。そして不穏さ、主人公の不安、使用人の敵意、仮面舞踏会、からの事故の真相、どんでん返し。上巻後半からはノンストップで読みたいやつ。

もう死んでるはずの前妻レベッカの存在感が半端ない。ヒッチコック監督で映画にもなっていたのですね。しかもこの人、あの「鳥」の原作者だったのね…。

本の世界にハマりすぎて、現実に帰って来られなくなりそうですが…夜更かしはほどほどに〜。

今回は、とにかくノンストップで読んでしまう古典的名作をご紹介してみました。

それでは。
来年も、良い本との出合いが多くありますように!!



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