自己紹介と短歌(5月の12首)
はじめまして。私は新潟市で暮らす普通の会社員です。友人に薦められた穂村弘さんのエッセイから短歌に興味をもって、実践してみることにしました。カレンダーアプリのメモ機能に短歌を記録してるので、まるで日記のように自分でも振り返って楽しんでおります。
先月の5月からはじめ12首で自分でも未熟さを感じておりますがご覧いただければと思います。あと、蛇足とは承知ながらコメントも自分で付けてみました。
5月5日
健康に気をつけたはずの無調整豆乳パックが捨てられている
5月8日
独り発つ息子を送るホームには落ちた切符につのる不安
GWの最終日に駅のホームで一家総出で見送ってました。新卒かな?
5月13日
「インスタで映えるのはどれ?」店員に聞くなよここはラーメン屋だぞ
後ろのテーブルから聞こえてきました。人生で初めての遭遇です。
これはそう無声映画の夢だから疎遠の君の声が聞こえぬ
5月14日
君に似た面影見かけ騒ぐ胸これは決して未練ではない
マスクしてると似た顔って多いですよね。
5月15日
無くなった虹のタワーを見上げると今ではそこに夕焼けのぞく
新潟市に2018年まであったレインボータワーの話です。
5月17日
冬毛布 物干し竿にさらされて染み付かないでパルプの匂い
家の近くに製紙工場があるので、怯えながら外干ししました。
5月19日
あの頃の悪夢の続きを見せたのは寝床で飛んだ大きな羽虫
昔よく見た夢の続きを見たんですけど、要因が分かりません。
5月21日
街頭の世界の人らのコメントは訳者のベールに包まれている
元の音声なしに吹き替えられたら、もうそれはフィクションじゃないのかな。
5月24日
頼ってたなんて今まで知らなくて怪我で気付いたおねえさん指
道端で躓いて、爪を内出血しました。こうなったら早く皮膚科に行ったほうがいいです。
5月28日
この味は昔もらった飴ちゃんだ 初めて飲んだクリームソーダ
子どもの時は舌が痛くて炭酸が嫌いでした。
5月29日
抱き枕を枕に枕を抱いて見えない不安に怯えないで
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