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大都会と人の目

大都会。
右も左も知らない人。

私の何百倍も高いビルが立ち並ぶ街

朝から晩まで忙しない。
眠らない街
人々はそう呼ぶ。

一つのビルの中にいくつもの部屋があって
ところどころ明かりが灯ってる。

その中にも私の知らない人たちがいて
何かをして過ごしている。

そんなビルがたくさんあって
灯ってる明かりを見るたびに
この街にはどれだけの人が
ひしめき合って暮らしているのだろうと
いつも思う。

そんな知らない人たちに紛れて
私も大都会に暮らす一人。

誰も知らなければ
誰も私のことを気にしていない。

私は私のことばかり気になって
外に意識が向いて
自分を守ることしかできない。

人の目が多ければ多いほど
周りを気にしてしまうけど、
多ければ多いほど
誰も私を気にしていない。

わたしは誰の何を気にしていたのだろう。
不思議に思う瞬間がある。

田舎から都会に出て
何か変わるかと思ったけど
そう大きく変わったことはなかった。

捨てきれない守ることしかできない
自分への小さな愛を
いつまでも握りしめている。

それじゃ変わりたくても
変われないよな。
とふと電車で隣に座ったカップルを見て思った。

大都会が羽ばたかせてくれるのではなくて
自分で羽ばたくしか
羽ばたける方法はないんだ。

田舎でも都会でも
大きぬ羽を広げて
自分が羽ばたきたいように
羽ばたいてる人はたくさんいるし、
羽ばたける方法もいくつもある。

そう、すべては自分次第なのだ。

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