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‘見えない障害’ 外出中は常に軽いジョギングをしている状態

自分の体は10年ほど前から、鳩尾の下が完全に麻痺している。 ‘完全に’という一語にも意味がある。そもそも医者に発信者は少なく、多くのインフルエンサーもなかなか説明しないことだから、一般的にほとんど知られていないため書いておく。御涙頂戴の時期はとうの昔に過ぎているから誤解しないでほしい。 自分の場合は、大きな衝撃による外傷性の脊髄損傷での麻痺である。 脊髄損傷にも、いくつかの症例分類がある。特に貴重な情報としては、「障害当事者さえも意外な見えない障害」である。これは医者も

    • りんごの皮を初めて剥いた

      デトックスしたくなったから今朝、この歳になり、初めてりんごの皮を包丁で剥いた。 今は亡き特攻隊だった祖父と祖母がよくりんごを包丁で剥いていたのを思い出した。手足が不自由な母も。父はみかんや魚の皮を何度も何度もいつも剥いてくれた。 九州を離れた若い頃、こうなるとは思えず、なかなか親から提案された落花生を祖父母に贈る事がついに出来ないまま、離れてわずか約2年で自分は車椅子生活となって帰省した。 祖母は認知症のまま僕を見て泣いた。場所は佐賀県太良町だった。これも忘れやしない。

      • 何に引っ掛かっているかなだけ

        人間の行動は、意識または本能的に何かしらの希望にフックしているからこそ起こっているように感じる。 良くも悪くも、人は価値観というものを何かに引っ掛けて過ごしているだけのかなりデリケートな細胞で、緩やかに酸化していく。 人生は、ただそれだけの事。 例えがあり過ぎて、何から言えばいいのか… 行動の裏側には、必ず根底にはピンキリの希望がある。 突き詰めると、生命維持・存続の“本能”となってしまう。 言語支配も必要だけど、希望を見失った時も、人は動けなくなる。その逆も。

        • ほっこりお婆ちゃんありがとう

          車椅子で生きていると、色んな不思議な事や感動が生まれる。 先日、雨の日の日本橋駅にて。 傘もさせない僕は濡れたままエレベーターに駆け込むように正面から乗り込んだ。 中は満員で、地上から地下1Fまでで直ぐに着いた。 扉が開くと同時に、左前にいたお婆ちゃんが優しい目で僕にこう言った。 「開けておくから(先に出て)どうぞ〜。」 と、「閉じる」ボタンを押しながら言ってくださった。 見ず知らずのこの優しいお婆ちゃんと2人で笑い、互いにまた別の世界へ。

          よく誤解される事を少し

          【交通事故】 貰い事故です。2014年、父の誕生日に起きた悲劇でした。約6年後に第一審裁判で微妙に事実を3つも捻じ曲げられ司法の現実を痛感し、精神を酷く病みました内容ですが、僕しか見ていない当時からの揺るがぬ真実は「見通しの良い一直線の一般道で正停車中に、大型トラックからスピード違反・ノンブレーキで不意に追突された。」でした。他の情報は「大前提」という記事に少し記しています。なのに、加害者側はある事ない事、裁判官を印象操作する努力を数年にかけて重ねてきました。貰い事故の場合、

          よく誤解される事を少し

          「犬は飼い主に似る」は実は、、

          僕の勝手な仮説ですが、「飼い主が無意識に自分に何となく似た犬を選んでいる」場合も多い気がしています。食べるものも同じという飼い主も多い。なので、似ているケースが多いのかもしれません。どうだろう。笑

          「犬は飼い主に似る」は実は、、

          僕の大前提。

          自分の事は知らせなくて良いです。 しかし、貰い事故で重い後遺障害を抱えている上に、誤解されてまで生き続ける人生は、ここまでにしたいのです。 これから、色んな情報発信や告白を重ねてまいります。 内容については今後、念頭にしながらご理解いただけると伝わりやすいと信じています。 では、記します。 僕の体について 25歳時 ・健常者(医療従事者) ・身長171cm ・体重61kg前後 ・握力55kg前後 ・B型 25歳から35歳現在(稀な「見えない後遺障害」が含まれています。

          僕の大前提。

          2024年8月19日(月)満月

          外に出ると、雨だった。 言うまでもないが、手動車椅子ユーザーは傘がさせない。 背中もシャワーを浴びていた時に、肉離れしたのか攣ったのか、一部が永遠に痛かった。 健常者は色々と信じられないかもしれないが、カーテンを自分ひとりでは開けれない環境で暮らしている(2022年春から家賃を下げなければいけなくなったため)僕は、雨雲データや天気予報は見たが、外に出るまでは(雨が降っているのか)解らなかった。 一瞬、引き返したが、電車に乗り遅れたくなくて、雨に濡れる覚悟を決めた。 車椅子のハ

          2024年8月19日(月)満月