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アラレちゃんはキャラメルのオマケだった

Dr.スランプアラレちゃんはキャラメルのオマケだったらしい。



もちろん嘘だ。
Dr.スランプアラレちゃんはこんなギャグ以外にもギャグ連発の面白い漫画だが、登場人物の名前も凝っている。

則巻千兵衛(海苔巻き煎餅)
黄緑あかね(色)
皿田きのこ(サラダきのこ)など。

逆さ文字もある。


則巻千兵衛博士の天敵、マシリト博士は逆さまに読むと『トリシマ』になる。
マシリト博士は当時の原稿担当者がモデルでだ。原稿にボツにされ、嫌気が差したとき作成し、もちろん鳥嶋編集者はボツにしようとする。しかし、締め切りギリギリでやむ終えずそのまま掲載した経緯だ。Dr.スランプの漫画を読んだ小学生の私は用意周到で緻密な復讐に感心した覚えがある。

小学生の私が1番最初に覚えた料理は卵焼きだった。当時、家庭科の調理実習で1番最初に作る料理が卵焼きだったのだ。
卵焼きを始め、オムレツ、オムライスなどなど卵料理はどれも美味しいし、サラダ菜食にゆで卵をのせるだけでちょっとオシャレなサラダに早変わりだし、主菜に目玉焼きをのせると豪華になる。いつでも使えるように我が家の冷蔵庫の中には常に卵が入っている。

長い間、私の中での卵料理、第一位はオムライスだった。が、数年前、不動の一位が打ち破られた。

打ち破ったのは、「卵とレバーのウスターソース漬け」。
直木賞受賞作家、向田邦子さん案のレシピだ。

レバーを生姜とお酒を入れて茹でる。ウスターソースとお酢をそれぞれ1カップ、酒大さじ1、生姜を少々入れて茹でたレバーとゆで卵を漬けるだけ。

本来はレバーも一緒に漬け込むが、我が家の冷蔵庫にレバーは常備されていない。試しに卵のみで作ってみたらイケた。

向田邦子本人はこの料理を「リブキゴ卵」と呼んでいた。(ドクターマシリト方式で読み替えで欲しい)確かに漬け込んで染まった卵はリブキゴの色と似ている。

アラレちゃんは千兵衛博士のごまかしでキャラメルのオマケ、と言われたわけだが、レバーと卵のウスターソース漬けもレバーがメインで卵の方はオマケだ。なんせ、我が家では卵のウスターソース漬けとして大活躍なんだから。


オマケもなかなか捨てたもんじゃない。

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