【寄付者インタビュー】あるべき社会に対する自分の意見があって、選択(寄付)している。【女性/30代/サロン経営】
寄付する人ってどんな人?
寄付する人ってどんな人なんでしょうか?また寄付をしない人ってどんな人なんでしょうか?
自分の財布から自らお金を出すという点では、消費と一緒ですが、「ずっと賃貸でお金を払い続けているのが、勿体ないから資産となる不動産の購入を検討している」や、「パソコンを壊したから、なるべく早く新しいものが欲しい!」や、「のどが渇いたから、飲料水を購入する」とは、動機付けのされ方や、実際に支払うというアクションの起こし方が、全く違うように思います。
今回の企画である寄付者インタビューは、なぜ寄付をして、どのように寄付する先を選んで、何を期待してなど、寄付について様々な観点から、お話を伺うことで、『寄付』について、解き明かし、「寄付しようかな」という人が、「寄付しよう!」と思えるようにお力添えが出来ればと考えております。
今回寄付についてのお話を聞いたのはどんな人?
性別:女性
年齢:30代中盤
職業:サロン経営
在住:大阪
寄付ってしてますか?
支援先:動物保護系の団体(犬猫)
※固定の団体ではなく、複数の団体に対して行う
形式:物品寄付がメイン
頻度:月1回以上
寄付先団体をどう出会い、なぜ寄付をしたのか?
動物の保護を目的にしている活動に対して、気づいた時に、寄付をしています。
特に緊急性が高い状態にはなるべく早く対応できるようにしていて、facebookなどで「〇〇区で〇〇という状態になっています!ヘルプ!」のような投稿を見つければ、すぐ対応しています。
寄付も現金の寄付ではなく、物品の寄付がメインで手法となっており、例えば、ペット用品や、ペット用の病院食や栄養食、ウェットティッシュなど、受け取り手が必要なものを確認してから送るようにしています。
リアルで物を買って送ると想像すると、大変そうだとか、手間がかかるだとか思うかもしれませんが、実際にはそうではなくて、Amazonの欲しいものリストから購入することで、設定されている住所に届くように郵送したり、受け取り手と「今、何が必要ですか?」とコミュニケーションし、欲しいものを楽天で買って、店舗から郵送してもらってます。Amazonや楽天のポイントがあれば、現金を使わずに寄付することも可能なので、気軽に寄付をすることができます。
支援先は団体の場合もあれば、コミュニティや個人の場合もあります。支援先として特定の団体に決めているわけではなく、何を救うかという個々の活動を応援しているからです。
寄付についてどう考えていますか?
寄付については、自分の稼いだお金を世の中のためにと、なるべくしていきたいと考えています。収入が少ない時期は、「財布に余裕がある時」かつ「支援を必要とする投稿を見た時」だけしていましたが、今は、金銭的な余裕もあり、毎月必ず寄付をするようにしています。
寄付先として、動物の保護というテーマを選んでいる理由は、
・行政がすべきこと、市民がすべきことを分けて考え、税金でやった方がいいことには寄付しない。
・自分に出来ること、納得できることをすればいいし、無理してする必要はない
・あるべき社会に対する自分の意見があって、それを選択している。私にとってより良い社会とは、自然環境にとって良い社会ということ
という考えて寄付をしています。
例えば、貧困の支援には、私は支援する対象になっていません。理由としては、支援すること自体が、彼らが自立できない理由になっている可能性も考えれるし、そういった方々への支援は、税金でやればいいのではと考えてます。行政がやる仕事に対して、寄付をすることで、資金的な歪みが生まれて、正しく税金が使われなくなることも考えられます。
また動物の保護であれば、行政は税金を使って、殺処分を行っているので、それらを止めるには、市民の力が必要です。動物として、生まれて殺されるという現状をどうにかしたいと、ピュアに応援ができています。
あるべき社会に対する自分の意見があって、それを選択(寄付)する
自分のお金の使い方に、自分の価値観があらわれます。消費するにしても、野菜をスーパーで購入するのか、農家さんから直販で購入するのか。フェアトレードの商品を選ぶ時も、可哀相だから買うのではなく、そういった頑張りも含めて価値だから、認めて納得して、購入することを選びたい。
寄付をそれと一緒だと思う。あるべき社会に対する自分の意見があって、それを選択(寄付)しています。
寄付インタビューのご協力頂きまして、ありがとうございました。