見出し画像

BTSがくれた、自分を大切にする勇気

職場から1ヶ月の契約延長を求められた。

今までの自分だったら、そんな言葉を聞いたら善意だと思って鵜呑みにして、流されて延長していたかもしれない。

でも、考えがよぎる。

「1ヶ月延長しても、その間、わたしは幸せではない」

求めてくれるありがたさと、丁寧な言葉遣いで、冷静に相談を断った。

どうしてこんなことができるようになったんだろうか。
振り返ってみると、いちばんの大切な出会いにBTSがいた。

大人に振り回されない「アイドル」

わたしはアイドルが苦手だった。
外見が良くて、踊りも上手で、いろんな人の要望に答えられて、
たくさんの大人にいいように扱われて本人は幸せなんだろうか、、と、かなりひん曲がった偏見だとは思うが、そんな風に思っていた。

だが、BTSは私が思い描いていたアイドル像とは全然違った。自分で歌を作り、踊りを作り、自分たちの思いを言葉で紡ぐ。しかもそれは業界や会社の思惑の上ではなく、「自分にとって、ファンにとって一番」なものだ。

そこで紡がれる言葉は、決して前向きな言葉だけではない。苦しみや悲しみが襲う時、心境を赤裸々に語るものもある。そして、ファンに向けて、人々の悲しみに寄り添ってくれるものもある。


自分を愛する勇気

わたしは彼らの言葉が好きだ。そしてその中でも「自分を愛すること」を促す言葉は私を変えてくれた。自分を好きになるってこういうことなんだ。自分を好きになるために、優先順位を1番にしてもいいんだと。

もしかしたら、今までの自分は、自分を好きになるとは、大切にするとはどうゆことなのかが、わかっていなかったのかもしれない。
そして、何者でもない、役立たずの自分と向き合うことが怖かったのかもしれない。
でも、BTSがお互いにたわむれ、鼓舞しあい、懸命に努力している姿をみて毎日ちょっとずつ、体の中に染み込んでいったのかもしれない。


そして自分自身を信じて堂々とステージに立つ姿、どんな素晴らしい称号を手にしても、揺るがない「ARMY」のためを思う言葉を浴びて、自分を信じることの素晴らしさ、大好きな人たちのために頑張ることの素晴らしさを、彼らから学んだのかもしれない。

振り出しに戻っても、私にはBTSがいる

わたしはまだ自分のことが好きになれない。
だが、毎日好きになりたいと向き合っている自分は好きだ。このnoteもその一環である。
少しずついい方向に向いている。大丈夫。今度また振り出しに戻ったと錯覚しても、大好きなBTSの姿を見て、何度だって泣いて、前に進みたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?