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非器質的な痛み
こんにちは。
今日は、痛みのシリーズで3つ目の痛みの種類を解説していきます。
侵害受容器性
https://note.com/1130521/n/n1edb2a1aad6d
でもなく
神経性の痛み
https://note.com/1130521/n/nc952fced2e1a
でもない
痛み。
第3痛みとも言われ
非器質性の痛みとか、Nociplastic(侵害可塑性疼痛)というもの。
2017年の国際疼痛学会で「侵害受容性疼痛」「神経障害性疼痛」以外の痛み、第3の痛みの分類として【Nociplastic Pain(侵害可塑性疼痛)】というものが定義されました。
要は、”脳の認知の異常”によって生じ、脳の認知機能の問題であるということ。
”痛いなんて気のせいじゃないか”
”そんなに痛いわけないじゃん”
”それで痛いわけがない”
昔、よく現場で聞こえていた(裏の)声です。
痛みの定義から考えても、今はこんなことは”あり得ない”事なのですが
昔はこれが当たり前だったわけです(苦笑)
今でも、そう言ってしまう医療職の方もいることだと思います。
以前はそれは、心因性(心のせい)という定義だったようですが、2018年慢性疼痛治療ガイドラインの中でも”心理・社会的疼痛”と表記されるようになりました。
(これはこちらの記事へ→ https://note.com/1130521/n/n6acd12b62c32)
急に痛くなり、1カ月以内でおさまる痛みは「急性の痛み(=侵害受容器)、3~6ヵ月以上と長く続く痛みは「慢性の痛み(=第三の痛み)」といわれます。「急性の痛み」は、その原因となるケガや病気が治れば消えていくものですが、痛みが生じたときに適切な治療をせずに、そのまま放っておくと、脳が”変化”がおこり「慢性の痛み」となり、痛みが取れにくくなってしまうのです。
また、痛みが続くことで痛みにばかり注意が向きがちになり、眠れなくなったり、不安や恐怖からうつ状態となり、痛みにとらわれて症状が重くなるという悪循環に陥ることも。
このメカニズムは、、また別途。
数ヶ月以上しても”ずっと痛い人”は
”炎症がずっと起こっている人”
なのではなくて、”脳が変化”し始めている方。
”気のせいでも””心のせい”
でもなく、痛み刺激による、脳内の変化。
もちろん、周りの環境やストレスや個人のストレス耐性みたいなところもあります。
”あの人変” はさらにその人は追い込まれることもあります。
周りにそういう人がいたら、ちょっと余裕がないのかも。と思って優しく包んであげてくださいな。もちろん自分も。
そのほうが早く”痛み”と 別れられることができるかもしれませんね。
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