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姿勢評価をする時に気にかけていること

おはようございます。今回は姿勢評価について書いていこうと思います。

僕が学生の時はかなり細かく「頸部右側屈、左肩甲骨挙上・下方回旋、体幹右側屈、骨盤左回旋、、」のようにかなり細かくレポートに書いていましたが正直自分でもよくわかっていませんでした。何というか、ただレポートを埋めるために書いていたような感じでした。(笑)

今、臨床では初回の評価で患者さんの姿勢の取り方の特徴や筋力バランス、その姿勢からどんなストレスが痛みを感じている部位にどんな影響を与えているか考えていくようになりました。

今回は僕が臨床で行っている姿勢評価について書いていこうと思います。


1.評価の順番
評価の流れとしては                         ①姿勢を4種類にわけてざっくりとした特徴、気になる部位をチェックする②頭部、脊柱、骨盤の位置関係を考える(前額面、矢状面、水平面)               ③実際に触診して評価する
このような流れで行っています。それぞれ書いていこうと思います。

2.各姿勢の特徴
姿勢の取り方としては大きくわけると4種類に分類できます。

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これらの姿勢に患者さんの取っている姿勢を大まかに当てはめて各姿勢の特徴に当てはめて、どの筋が優勢になっているのかや短縮しているのかイメージをします。

②頭部、脊柱、骨盤の位置関係を考える(前額面、矢状面、水平面) 

次に頭部、脊柱、骨盤がどのような位置関係にあるのか考えます。基準そして、第9胸椎を中心に頭部が前方に偏位しているのか、もしくは骨盤が後方へ偏移しているのか確認します。

姿勢はだるま落としのようにどちらかが前に移動すれば違うどこかが後方へ移動します。どこかが左に動けばどこかが右に動きます。このようにどこが原因で結果としてどこが偏移しているのか考えていきます。

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また疼痛動作の訴えを聞いたときに
屈曲ー伸展で痛いときは矢状面のアライメント
内転ー外転で痛いときは前額面のアライメント、
回旋で痛いときは水平面のアライメント

このようにそれぞれの運動が起こる面を意識してどんな位置関係になっているか確認します。

③実際に触診して評価する
このように視診で評価して、ある程度仮説を立てたうえで実際に患者さんに触診や動作評価をしていきます。
触診では実際に脊柱のカーブの具合や、過緊張筋などを確認していきます。また動作の評価では

通常の姿勢から理想的な姿勢へ修正すると疼痛出現           →疼痛回避姿勢をとっている
自動修正時に患者の努力が大きい、他動で修正したときに抵抗が強い   →可動性の問題
自動修正時に腰部や骨盤は動くが胸椎が動かない、または修正したいところと別の部位が動いてくる→motorcontrolの問題

このように考えていくといいと思います。


みなさんの臨床の参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。


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りょう 理学療法士×ピラティス
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