幸せな100kmチャレンジ〜woodsdead100〜大人のぐるぐる遊び
この日は、珍しくなんの予定もいれなかった一日だったのでオープンと同時に好きなパン屋さんへモーニング。帰宅して自由きままに半日過ごし、お昼過ぎからガッツリ寝る!と決めていたのに、全く寝れず。
私にとっての未知の距離。
苦しいを 出来るだけ少なくして
楽しいを 出来るだけ沢山感じたい。
そんな思いから、1ヶ月いろんな準備をしてきた故、絶対完走したい〜! という負荷を無意識にかけてたらしく
ただの ただの 遊びなのに
やばい たぶん 緊張してる
外に出て、夜から100km走る以外のところでエネルギー使いたくなかったから、挑戦の前の気持ちをズラズラ書き出しておこ〜と思って、一つ前の記事をズラズラザザザと書いてみた。
夜になり、おにぎり握って、出発。
集合場所に行くと、お仕事を終えて、何持ってけばいいかなぁ〜。とゆるゆる手際良く用意しながら、旧友に、今夜100キロ走ってくるんだ⭐︎と
ウレシタノシそうに告げる塙さん。
「え。まぢ。うそでしょ。」というお友達さんに 本当〜〜〜⭐︎(にやにや) とすでにもう楽しそう。笑
未知の距離にドキドキの 私
⇆
既知の距離にワクワクの塙さん
100km耐性に雲泥の差を感じて、勝手にびびりはじめながら、みんなと合流。
ポテチ抱えてすでに楽しそうな直樹くん。
もう少しだけ桃鉄やりたかった〜と嘆くはるちゃん。スタート直前に炒飯かきこむ塙さん。
どれ行くか〜〜と、ゆるゆるに始まったわたしたちの、
woodsdead100 PM21:00 start
一周一周着実に。楽しく話してまだ元気。
元気をもらって、また一周。まだまだ元気。
あっという間に0時を超えて、AM 2:00
直樹くんがにやにやしながらかりんとうを
はい、うんこ。って配り始める夜中のかりんとうタイム。
わたしはかりんとうをおかずに、マシコビトさんからの罪悪感のないおやつを食べる、食いしん坊おばけ。
20/60周 34km経過
AM 4:30
3人が、急に一時停止。仮眠タイム。
1人ひとり散らばって各々の場所で急にスイッチオフ。まるでゾンビのようだった。
その間、初めて一人で周回したけど、たったの1.7kmがすごく長く感じて寂しくて、ゾンビたちが寝てるところに早く帰りたいと思ってスピードアップ(そして疲れる)
AM 5:00 31 / 60周 やっと半分すぎた〜〜
「はやく朝日でないかな〜〜」
と思っていたところにこうたろうさん登場。
ずっと飲みたかった珈琲。珈琲飲める用意はしてたのに、なんだかめんどくさいし、白湯でいいや〜と白湯を飲んでたところの缶コーヒー。とってもとても美味しかった。KOUMI完走のこうたろうさんに、100km完走のアドバイスありますかぁ〜〜?とお聞きしたら、
ぽつり一言。
「やめない」
え。と思ったけど、「やめない」
本当に これに尽きるな。と。
どんな挑戦も「やめなければ」多分いつか(きっと)「叶う」し、やめなければ「続く」んだね。
深いい〜と思いながらまた一周。
前日、塙さんから言い放たれたアドバイスは
「これもまだ 道の途中」
あれもシンプルだけど複雑すぎる深いい言葉だなぁ。と思い起こしてまた一周。
シンプルすぎて 一瞬「??」しか浮かばない答えなのに、振り返ると深いい〜となる助言は、トレイルランナーあるあるなの?
AM 6:00前
スーパーヒーロー石山さん登場!
う、う、うれしい。荷物をネットでぐるぐるにしたら、なんと並走してくださって。4人の元気が一気に復活。そんなこんなで、朝日が出てきて、陽のパワーをもらって、また元気。
普段撮る側の石山さん の走る姿を撮る。
塙さんに負けないくらいの石山さんの腓腹筋。すご〜っと見惚れながら、また一周。
AM6:30 ももちゃん登場
多忙な中、空けてくれた時間を私の挑戦に付き合わせられ、フルマラソン並みの距離を走らされたももちゃん。彼女こそ本当に今回の完全なる被害者。
この日の数日前、うちの病院で検査を受けたんだけど(受診経緯に私のチャレンジは全く関係ない笑) ももこの心臓異常なしと知り、「よかった〜」と安心しつつ、「どこまでも付き合ってもらえる!」と思っ思ったときの一枚↓
百々子特製塩おにぎり×石山さんのスープ。
100km走りながらのしあわせな朝ごはん。
あー幸せ。そんな幸せモーニングでまた元気が出たから、80km地点での一枚は、はじまる前の集合写真かのようなスマイル。
それからも、ぐるぐる着実に、一周を重ねて、
47.48.49...50/60周
カウントダウン開始!
と思った頃、いつになっても緩急のないマイペースにゆるゆる走る私と比べて、なにかを機に、無言の無敵のゾーン入り始めた2人。黙々と淡々と走りながら、足音で会話しているようで、とっても楽しそうな無敵な2人。
そんな二人の姿を遠くに見ながら、1周ずつカチっとカウントを刻みながら57. 58. 59周。
あと一周しか走れないのか。うわぁ。さみしい〜。という気持ちと一緒に、最後一周を5人揃って、丁寧に丁寧に走った。
小さい頃、家族ぐるみで仲良かった子の家で遊んでいて、親からもう帰るよ〜〜と言われた時の寂しさと同じだなと思った。いい大人たちが本気のぐるぐる遊びを本気で楽しんだ。
PM14:11 60/60 完走!
あー楽しかった。あ〜遊び疲れた!
正直、過程を楽しみ尽くして、ゴールはあんまり覚えてないほど呆気なかった感じだったと思うけど、それもそれで私たちらしいなと思う。
強者2人にはひたすらゆるいテンポで展開させてしまった100kmだったけど、私にとってはあのお茶会のような100kmがちょうど良かった。
普段からいろんなことを「(自分にとっての)ちょうど良い。程よく」におさめるようにすることが多いけど、そのバランスが結構難しい。結局いつも失敗することが多いし、はじめてのことに、「ちょうどいい」を求めるのは、なおさら難しいなと思う。
だから、わたしの初挑戦を「ちょうどいい」におさめてくれて、100km完走させてくれたお2人さまには、やっぱり、感謝。ありがとう。
サポート参加のつもりだったのに悪い大人たちに連れられ、目標距離を大幅更新したはるちゃん
おにぎりたべて、一周。日向ぼっこして、一周。仮眠して、みんなと会って、また一周。
エネルギーの充電と放出の仕方が絶妙でうまかった。 おめでとう。ありがとう。おめでとう。(睡眠削ってまで桃鉄にエネルギー注いでなかったら100km余裕な気もする笑)
woodsdead100は、そんな彼女のはじめてゼッケン記念日にもなった。
きっと最長距離はこの大人たちと遊んでる限り更新し続けそうだから、いくら走っても更新されない大切な「はじめて記念日」になれてとても嬉しい。
本気で遊んだ16時間。
楽しかったのはもう十分すぎるくらい書き残したけど、大切だったのは
やっぱり多分、絶対に。自身最長距離を、
怪我なく、不調なく、終われたこと。
次の挑戦に、ポジティブな気持ちで向かわせてくれるのは、楽しかったという綺麗な思い出のおかげもあるけど、私の場合は、怪我なく元気で終われた事実がかなり大きいとも思う。
"woodsdead100 "
大人遊びの思い出は1ヶ月以上経っても色褪せなくてわたしにとって大切な日になりそう。
こんなふうに記録せずとも忘れないと思うけど、多分素敵な人たちに囲まれて、走る限り 幸せ記録の更新 は間違いなさそうだから、すこしでも細かに覚えているように記録。
ひょんな思いつきから始まったチャレンジは、振り返ってみたら、沢山の応援や差し入れメッセージに励まされ、色んな人の愛に囲まれて達成できたチャレンジだった。
みんな、みんな、ありがとう。
今回の100kmチャレンジがどこに続いてるのか、自分の目と足で確かめたいから、マイペースにもう少し走り続けてみようと思う。
「これも まだ まだ 道の途中!!!」
fin. woodsdead100
石山匠さん
素敵なお写真を、沢山たくさん
ありがとうございました!!!