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なぜ芸能人に元不登校児が多いのか?
「なんでうちの子が不登校に?」
そう思ったことはないですか?
私は元不登校ですが「なんでオレが?」と思っていました。
さて、不登校になると「親の育て方が原因」と言われたりします。
でも、兄弟によって不登校になったり、ならなかったりします。
他のご家庭に比べて育て方が違ったのか?
過干渉だった?
甘かったか?
逆に厳しかったのか?
そこで大抵の親御さんはこう疑問に思うのではないでしょうか?
「あの家のほうが厳しい」
「あの家のほうが干渉がすごいのに」と。
私もそう思います。
そもそも私は元不登校と言いましたが、私の親がそんなに悪い親かというと正直そうは思いません。
残念ながら(?)かなり普通の親でしょう。
育て方説はこうした疑問に全く説明ができません。
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では子どもが原因か?
たとえば不登校で神経発達症(以前の発達障害)の診断を受ける子もそれほど多くありません。
診断を受けたとしても大抵は軽度と言われるでしょう。
そもそも神経発達症の子でも不登校になる子もいればならない子もいます。
ならば学校か?
でもあからさまないじめなどもあまり聞きません。
(言ってくれてないだけかもしれませんが)
【なぜ芸能人や有名人に元不登校児が多いのか?】
さて、元不登校児に芸能人が多いことはよく知られています。
昔は今よりも不登校が少なかったことを考えるとかなり多いと言えるでしょう。
彼らをTVやネットで見ない日はありません。
下記はほんの一部です。
元不登校の著名人一覧
あのちゃん、指原莉乃、マツコ・デラックス、星野源、小栗旬、中川翔子、あいみょん、SEKAI NO OWARIの深瀬慧、白石麻衣、千原ジュニア、徳井義実、藤田ニコル、川島明、金原ひとみ、大前研一、石原慎太郎、赤川次郎、家入一真、北野唯我、山之内すず、成田兄弟、森保一、伊集院光、岩崎玄樹、生駒里奈、宮本亜門、キンタロー、大森元貴、吉木りさ、斎藤飛鳥など
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また、若い世代に支持されるボカロP(ボーカロイドプロデューサー)の中には、不登校を経験した人が多いと言われています。
>有名ボカロpの方は大半が不登校経験者です。
> guiano、傘村、カンザキ、n‐buna、amazarashiさんあたりも経験者であるといってますからね
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【不登校の原因は独特の感性】
さて、30年以上不登校教育をしている全寮制の青山高校の青田氏は不登校の原因を独特な感性にあると説明します。
私も長年不登校の子を支援していますが同感です。
また、私自身を振り返っても「その通りだ」と感じます。
私は子どもの頃から少し変わっているところがあり「宇宙人」というあだ名を頂戴したことがありました。
小学校の国語の教科書の「おみやげ」という物語にフロル星人というのが出てくるのです。
あだ名はフロルさんでした。
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私も周りに対して「かすかな」違和感があり、それが積み重なり不登校になったのだと思います。
私は独特な感性を持つ人をユニークな感じ方をする人ということで、ユニーク・センシティブ・パーソンと呼んでいます。
略してUSP(unique sensitive person)というわけです。
HSPに似た概念ですね。
先述した芸能人のインタビューを読むとUSPから違和感を貯めて不登校になる様子がよく書かれています。
彼らはしゃべり(言語化)のプロだったりしますのでわかりやすく説明していたりするわけです。
>マツコ・デラックス:学校の雰囲気が嫌で、「周りに合わせるのがつらくなった」ことが原因と言っていました。
>子どもでいるのが疲れたと話していることから、当時から大人びていたマツコさんは、クラスメイトと気が合わなかったことが伺えますね。
>千原ジュニアさんは、中学2年生、14歳の頃に不登校を経験しています。
>不登校には大きな原因があったわけではなく、違和感が溜まって「もう無理」という状態になったそう。
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>星野源:自由な校風の学校でしたが、学校という社会の中でちゃんとしていないといけないという苦しさを感じ行けなくなったと言います。
>宮本亜門:幼い頃から他の人と違うものを好んでいた宮本亞門さんは、普通であることを求められる学校になんとか合わせようと努力していましたが、うまくできずに辛さを抱えていたようです。
>周囲と自分のギャップに耐えられなくなり、ついに部屋から出られなくなったそう。
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いかがでしょうか?
不登校の子は見たところは普通。
つまり真面目だったり、良い子だったりする。
でも「かすかな」違和感があり積み重なり、不登校になることがある。
私も宇宙人というあだ名をもらいましたが、完全に浮いていたわけではありません。
むしろ仲が良い子も多く活発なタイプでした。
しかし、完全に自分を出すと周りは引くであろうということは感じていました。
【ではどうすればいいのか??】
さて、独特な感性があると学校に行けないのか?
それはそんなことはないです。
先述の芸能人たちも大半が学校に戻っています。
私も不登校支援をしていますが大半が学校に戻っています。
学校が嫌な子はフリースクールに行ったり、留学したりしています。
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また、USPの人は芸能人になるしかないのか?
それもそんなことはありません。
有名人だから目立つだけで大半の人は普通に働いています。
私の生徒だと大半が大学に進学します。
ゲームで培った(?)集中力で有名大学に進学する子も多数。
国公立、早慶やMARCH、関関同立に進学して普通の大学生になっています。
(見た目には普通ですが話してみると変わってると思うかも)
彼らも疲れたところから元気になると学校に行ったり、大学に進学したりとなるわけです。
こちらが指定しなくてもです。
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【元気になるコツ】
まずは彼らを理解することでしょう。
USP(ユニーク・センシティブ・パーソン)と言っても一人一人違います。
彼らを深く理解する。
そうすることで「自分のことをわかってくれている」と安心しエネルギーが湧いてくるのです。
そうはいっても彼らはまだ学生なので深い部分の言語化が得意なわけではありません。
そのあたりは大人側が「察っしてあげる」ことが重要です。
闇雲にほめたり、共感しようと話を聞いてもあまり意味がありません。
人間は理解されることを欲しているからです。
あなたも自分のことをあまりわかっていない人に「好きです」と言われて困惑したことはありませんか?
子どももそれと同じです。
とはいえ、「察する」ことが大事だと言われてもエスパーでは無いので難しいでしょう。
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子どもが理解されたと感じることにより子どもが自動的に前に進んでいくでしょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。
PS:ボカロの傘村さんの歌は心にしみいる歌ですね。