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「トゥエルブジェムズエッセンス」と旅のはじまり②

いよいよ、冥王星が完全に水瓶座へ移行しました。そのせいか、今日は寝つきが悪くて…やっと眠れたと思ったら深発地震で目が覚めてしまいました。

さて、横須賀の観音崎へ行った記録、前回の続きになります。

折角なので、1ヶ月の運勢を見ることができるルナリターンのチャートも振り返ってみたいと思います。

旅行をした日付10月10日に最も近い回帰図を見ます。

私の出生図の月は牡羊座の5度にありまして、ルナリターンではこの場所に月が回帰した時の天体の配列を見るのです。こうして月の回帰をみることで、1ヶ月の運勢を見ることができます。

今回はASCが水瓶座なので、支配星の天王星(土星を見るということもあり)を見ます。天王星は牡牛座で3ハウスにあり、対抗する9ハウスの金星と180度の関係になっています。
もともと、3ハウスには「小旅行」や「短期旅行」という意味があって、今回の旅は電車で1時間半くらいの場所でしたので、この象意かと思われます。天王星ですので、やはり非現実的、もしくは自分にとっての変容……自ら思い切って提案し、友達と楽しんだ旅(身近な人というのも3ハウス)ということを示してます。
また、牡牛座であることから五感が満たされる感覚、身体感覚を通じて何かを得るということでもあるでしょう。

ちなみに、9ハウスにも旅行という意味があるのですが、こちらはより長期の旅行を示します。というのも、元々旅をすること=聖地巡礼であったようなのです。現代では海外旅行なども視野に入れるのですが、こういった理由からスピリットと繋がる、いわゆるスピリチュアルな探求という意味合いもあります。
ここに金星があるということは、きっと「トゥエルブジェムズエッセンス」など、エネルギーが込められたエッセンスを使用しながら、自分の感性、感覚に意識を向けたということですね。

さらにこの金星をよく見ると、海王星と火星を含めたグランドトラインとなっています。そして、先月から変わらず天王星・海王星・冥王星の小三角が……つまり、このグランドトラインは、天王星と冥王星によるダブルカイトができているということになります。
冥王星が12ハウスにあるということからも、何か自分の内面で重圧を感じていたことを克服していくこと、こういった体験が通過儀礼となって、次のステップへ進める時期なのだと思います。

ノースノードと月の重なり。

それから、月がノースノード(タコ壺みたいな形)に重なりつつあるのも、かなり大きな影響があります。ノード軸というのは白道とも呼ばれ、月の通り道になっている場所です。月は地球を回る衛星であり、太陽の通り道である黄道とはわずかにズレが生じています。この太陽と月の通り道の交点がノードと呼ばれる感受点です。南から北へ浮上する点がノースノード、反対に北から南へ下がっていくところがサウスノードと呼ばれています。
この2点は自分のルーツ(前世など)をあらわすとともに、今世の人との繋がりも分かるポイントです。

ノースノードと月が重なっている今、出会った方や場所に何か深い縁や因果の解消、前へ進むためのヒントが隠されていると考えています。
(このことについては後日、より詳しく書きたいことがあります。それくらい9~10月にかけて様々なことがありました)

さて、旅の記録に戻ります。

旅の記録

たたら浜を後にした私達は、観音崎灯台を目指しました。
観音埼灯台は明治元年に建設された日本最初の洋式灯台なのだそうです。

観音崎灯台
遠くまで光を届けるフレネルレンズ。

観音崎自然博物館から徒歩で行けるのですが、途中でちょっと不気味なトンネルをくぐらないといけなくて。
戦時中に掘られた素掘りの小さなトンネルで、さほど長くはないのですが、中間地点はかなり暗く感じました。現地の方が犬の散歩をされていたのでまだ良かったのですが、もし誰もいなかったら怖いなと感じましたし、友達もビクビクしてました…。

まあ、観音崎について検索すると、心霊スポットがあって軍人さんの幽霊が出る、といった情報があります。確かに、軍事施設の遺構(砲台跡)が残っていたりもします。
誰もがご先祖様を通じて、こういった戦時下のルーツを持っているのですけどね。

こちらのトンネルを抜けて海沿いの道を歩いていましたが、地形が影響しているのか、その日一番の強風が吹き荒れていました。太平洋側に台風が発生していたのです。
もう、お天気リポーターのように、風に体当たりされながら進んでいきました。

強風の中、海を見ると落石?なのか、
岩が真横になって落ちています。
観音崎では至るところで
このような露頭が観察できます。

地形を見るのが大好きなので、強風に負けじと写真を撮りました。
私達は、こういった地殻変動が繰り広げられた大地の上で暮らしているのだなと。日々、コンクリートに固められた道と、ちぐはぐの空を眺めているので忘れがちな光景です。

この様に露出した地層が長い年月をかけて波に削り取られ、砕けた石は海底で丸くなって打ち上げられるということですね。


やっと、観音崎灯台へ向かう階段が見えました。階段といっても、土を均した広い段々みたいなものです。風の轟音を聞きながら登るも、中々頂上に辿り着きません。
灯台って、思っている以上に高い場所にあるのだなと、軽く汗をかきつつ「落石注意」「まむし注意」の看板にまた怯えながら、何とか頂上へ。

到着したところに、また地層が露出しているところがあり、その模様があまりにも素晴らしいので(石好き)思わず写真を撮ってもらいました。

顔がぼやけていているので、あげちゃいます。

灯台入り口のチケット売り場の方が、今日は風が強過ぎて、灯台を解放するかどうか迷ったとお話していました。上空ほど風が強いので、お気を付けくださいとのこと。螺旋階段をぐるぐる上がり、頂上まで達すると……やはり、とてつもない風でした。
いや、これは外に出れないでしょ、と思っていたら、友達は颯爽と外へ出て、展望台の狭い通路を一周して戻ってきました。
来たからには全部味わう、がモットーな友。めげない、しょげない、あきらめない。そういう姿勢が、私の視野を広げてくれるのですが、時々その行動力に驚かされます 笑

頂上からの景色は、行ってからのお楽しみということにしましょうー。

ラビスタ観音崎テラスのフルコースディナー

あとはバス停まで歩いて、またホテルへ戻ってきました。人と殆どすれ違わないし、バスも私たち以外誰も乗ってない。
けれど、現地の方々と話すと、気さくであたたかい。もしかしたら、観光地化され過ぎていないのが良いのかもしれない。このまったりとした雰囲気が、いつまでも残っていて欲しいと思います。

ホテルには館内着(パジャマみたいな感じでくつろげる)があります。
フルコースというと着飾って楽しむイメージがありましたが、室内着を着て気楽に楽しんで下さい、とのこと。これは良い…!

久々の豪華な料理で緊張していましたが、気楽な設定のおかげで楽しめました。前回の記事のようなことにはならず、そこまで心配するほどじゃなかった。
やはり海産物が美味しいです。時間をかけて現地の料理を味わうと、体が土地へ馴染んでくる感じがして、旅行しているという気分も高まります。

ここへ来れて本当に良かったと感じました。

あ、食事する前に大浴場へ行きましたが、オフシーズンの平日だからか、お客さんがいなくて、ほぼ貸切状態。
そして、お風呂上がりに無料でアイスのサービスがあります。無人で取り放題になっていますが、ディナーのことを考えるとそんなには食べれません 笑
朝風呂ではヤクルトに変わります。
今時は何処のホテルも、これくらいサービスが充実しているものなのでしょうか?

お部屋の冷蔵庫に入っているビール、お茶のペットボトル、ティファール用の水も全て無料で、お菓子もしっかり用意されています。よこすか海軍カレーのしっとりせんべい、試食用じゃなくてそのまま置いてあって、ディナー前なのにバリバリ食べてしまいました。
フロントでもお菓子を配っていたり、夜の10時からは夜鳴きそばのサービスもあったりします。
味わい尽くす友達も、流石にもう食べれない…と。

何よりお部屋にオペラグラスがあって、行き交う船や景色を眺めることができるのが最高でした。

夜はお部屋でワイヤアート教室。
友達を石沼に引きずり込む作戦。
そして、早朝は近くの馬堀海岸でビーチコーミング。
ちゃっかり撮られてました。
クルミが漂流していました。
オニグルミかな?

初めての場所だと寝つきが悪くなってしまいます。結局3時間くらいしか寝られなかったのですが、早く起きたので、日の出を見ることができました。

昨日の強風はすっかり収まって、波凪です。

朝風呂は貸切温泉にしましたが、誰もおらず、選び放題。全部開けて確かめる 笑
それで、ヒノキの香りがするお部屋を選びました。贅沢でした〜。

朝食。
大海原が見渡せて、大きな船が行き交う中、
高速船が猛スピードで駆け抜けていく様子も見られました。

食べ放題なのですが、お品物が多過ぎて食べきれない…。ホットケーキを自動で焼いてくれる機械があって、旅行へ行かないうちに色々と進化しているものだなあ、と感心しました。
オムライスなどの品物によっては、シェフがその場で出来立てを出してくださいます。
やはり、お刺身などの海鮮物がオススメです!イクラかけ放題ですよ。

名残惜しいですが、チェックアウトを済ませ、荷物はフロントへ預けたまま横須賀美術館へ。
徒歩圏内に観光施設が揃っているのも良いところです。

横須賀美術館の企画展「瑛九-まなざしのその先に-」

瑛九の企画展をやっていました。知らない画家だったのですか、ポスターに載った絵がどことなく宇宙発生論みたいで惹かれていました。

瑛九は埼玉県・浦和にアトリエを移し、制作に励んだのだそう。偶然にも友達の生まれ育った場所でした。
後々調べたところ、1911年4月28日生まれなので、牡牛座の画家。真っ先に天王星を見ました…カンですが、この作風を見ていると月と天王星スクエアではないかと思われます。

デモクラートの活動で一切の公募展に参加しなかったり、自身のことをリト病(リトグラフ)と言い表したり。中々、挑戦的で面白いです。

晩年は丸での表現が点描へ変わっています。
複合写真の下段、真ん中の絵「つばさ」という作品がそう。
画面へ向かう姿に狂気を感じつつも、まるで宇宙の粒子が降り注がれているかのような作風。思わず立ちすくんでしまいました。

冷製パスタを注文。

ここの美術館には「横須賀アクアマーレ」というレストランがあって美味しいのです。あらかじめ予約の連絡を入れておけば、スムーズに来店できます。
本当は、前菜とデザート、ドリンクの付いたショートコースにしようと思っていたのですが、2人とも朝のビュッフェでお腹がいっぱいになっていたので単品にしました…。満足度高過ぎる。

昼食後、最後に走水神社へ。
こちらの神社は、過去に江原さんが紹介していたこともあり有名な場所です。

急な階段を登ったところ。

ここの地を訪れると、必ず挨拶しに行く神社です。本堂よりさらに上へ登ったところに祠があるのですが、何となく…参拝する時期(時間とか)を選んだほうが良い気がして、未だに行けていません。

走水神社には、御神木の枝をスライスしてつくった、素敵なお守りがあります。以前、旅行した時のものを返納した後、新たにいただいてきました。
また、この土地を訪れるまで大切にしたいと思います。

旅の終わり。

長くなりましたが、これにて観音崎の旅の記録を終えたいと思います。

最初に書き記した私のルナリターン…やはりキーワードは牡牛座天王星だったのかな、と。トゥエルブジェムズエッセンスに込められた意味とも重なります。

"制限を取り払って、世界を味わいつくせ!"

今までの自分だったら一歩踏み出せなかった世界へ、これから行けるようになるのでしょうね。

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