い(解説版)
さっき書いた日記、い の解説版。
元宝物の粗大ごみ(=大好きだったけど、その後こじれて灰色の思い出となった失恋、男)の回収が、まだ来ない。印をつけて外に置けばいずれ回収されると聞いて早7ヶ月。(=先日、引越しをして初めて粗大ゴミの出し方を知った。)収集車は事故にあいましたか。それとも人手不足ですか。それともこのごみ、まだ宝物に見えますか。(=まだこの男を忘れるな、ってこと?)
懐かしい場所(=高知県長岡郡大豊町)に行っても、もう何も無いから。「きみ」(=いざこざあった男)と「社会」(=ONEれいほく界隈の粘着質なアンチ)の二重のいざこざに巻き込まれて、あの土地は死んだ。(=NPOの活動が一時休業中。)だけど思い出はよごれるわけがないって、知ってる。(=思い出の曲、勝手に思い出の曲と認定したサザンのツナミを聴くと、あいつの声で再生される。歌は上手だね。)誰にも触られないようにって、よごされないようにって、でっかいお守り袋の中に入れておいたから。「お守りの中を覗いたら効果が無くなるよ」って噂はズルい大人の言い訳で、本当はお父さんやお母さんのきたない過去が詰まってるんだよ。きっと。大人になった僕は、そう思う。(=父と母は昔、水商売をしていたらしい)(=お守りを開けるなって、おばあちゃんに言われた。)
急に悲しくなって、涙が出て、よかった。もし涙が出なかったらこのモヤモヤが、悲しみか、切なさか、喜びか、ただの春だったか分からなくなるから。悲しみでした、おめでとう。(=泣けた方が楽だよね。)これは「捨てていい感情」だから、燃えるごみに出せますね。(=もうすぐシェアハウスでごみ当番が回ってくる。面倒くさいなぁと思っているところ。)ところで、粗大ごみの回収は、いつ来ますか。人手不足ですか。私が壊すべきですか。
駅前のビジネス書。「好きなことだけして生きよう」なんて言葉に啓発されて、素直になったね、僕。(=去年、ホリエモンの本を散々読みました。)子どもの頃はもう少し大人びていた気がするんだけど。折り畳み傘はいつも持ってたし、ハンカチは毎日洗ってたし、ご飯粒は最後までかき集めてた。8時には、ご飯粒、全員集合。(8時だよ、全員集合の言葉遊びで意味はない。)だけど今は「急な雨に濡れるのも好きなんだよね」って無理して笑うし、ハンカチなんて送別会でもらった後は行方不明だし(=引越ししてたら消えちゃった、悲しい。)、炊飯ジャーは宇宙(=カビのこと)。宇宙を吸い込んでむせるのは、あまりに宇宙が綺麗だから。(=言い訳。綺麗事にまとめたかった。)
星座と名付けられたあの星たちは孤独。平面で見たら、あの「1番ひかる星」と「2番目にひかる星」はお隣さんかもしれないけれど、宇宙を横から見たらきっと、あいつとあいつはかなり遠い。この話、秘密だよ。誰かから見たら仲良しな僕たちも、本当は喧嘩してるんだよ、っていう秘密と、似てる。星は遠い。(=見る角度によって、どれがどんな風に見えてるかなんて分からないね。)無理やり「星座だね。家族だね。仲間だね。」てまとめ上げるけど、本当は孤独。かわいそうなものを見るのが苦手な優しいフリした人間が、自分たちのエゴでまとめ上げた、星。ごめんね、勝手に「寂しくない」ってことにしちゃって。(=人は群れてるものを勝手に「寂しくない」と決めつける。群れてるからこその寂しさもあるのに。)寂しくなった星は、家族ごっこに耐えきれずに「ほんとは寂しい」ってこぼれ落ちるんだろう。それが流れ星。ごめんね、そんな時にのんきに祈って。(=流れ星はなんか悲しい感じがするから、勝手に悲しい理由を作った。)
まるで切なくなるために生まれてきたような表情ばかりしちゃって、みんなを困らせてきたね。(=私は無表情) でも最近はこの切なさにも値段がついて、150円で買ってくれたり(=有料note)、お賽銭みたいにぽーんって応援してくれたり(=サポート機能)、写真を撮ってくれたり(=たまにインスタから依頼がくる)、なんだって続けてれば価値が生まれるのかもしれないねって、思い始めてる。切なくなり続けてよかった。(=宇多田ヒカルの「切なくなるはずじゃなかったのにどうして」って歌詞からインスピレーション受けた。) よかったのかな。よかったと思わなきゃやってられないような、悪天候の春。(=今日はとっても天気が悪い。)
「雨だから体調が悪い」って言い訳してきたけど、いよいよ違うって、分かった。(=本当は違うくないよ。) 雨だから悲しくなるんじゃなくて、僕が悲しいから雨が降っている。僕に合わせて天気が変わる世の中になったもんだ。世界の中心を「僕」にするために、天気を自分のものにした。
天気予報はいらない。君が会いにくる明日は絶対に晴れです。他の県のことは知らない。(=別に明日誰も来ない。ここは空想の話。)
ただの日記です。
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