生理のときは布ナプキンを使ってるよ、という話
これを読んでくれてる女の人。布ナプキンを使ったことがありますか?わたしの予想だと、95%の人は無いと思います。
これを読んでくれてる男の人。布ナプキン、知ってますか?生理のときに使うオムツみたいなやつの、布バージョンです。パートナーや家族が布ナプキンを干してるところ、見たことありますか?お母さん世代ですらあまり使ってないかもしれません。
布ナプキンは、布です。生理の血が、布に染み込みます。
布ナプキンは、使い捨てではありません。わたしはセスキという粉の洗剤を使って手洗いしています。そのあと洗濯機で普通に洗います。
血の布を手洗いするので面倒は面倒です。でも、一体どれほどの血が体内から出たのかが視覚的に分かるので、「やば」と思うと同時に、自分をいたわる気持ちがわいてきます。
生理は血が出る。でもメインの大変さは「血が出ること」ではなく「腹痛をはじめとする生理痛」「生理前のメンタル不調」かと思います。
生理がはじまったばかりの頃は、血が出ること自体にびびっていたけど、慣れた今は生理痛やメンタル不調の方が厄介。
生理の仕組みを説明すると大変なので省くけれど。
シンプルに「毎月血がめっちゃ出る」なんて、大変に決まってると思いませんか?お腹痛いに決まってる。
それを、布ナプキンの血を見ると実感できるのです。
一般的な紙ナプキンは使い捨て。トイレで「いっぱい血が出たなぁ」と思うものの、すぐに捨ててしまう。自分の身体へのねぎらいがスルーされてしまう。
一方、布ナプキンを洗う数分間は「わー血だらけだなぁ」「こんなに血が出るならお腹痛いに決まってるわ」「今日はゆっくりしとこ…」と思えます。
忙しかったり、外出が多かったりすると、布ナプキンを使うのはハードかもしれません。シェアハウスやホテル暮らし、実家暮らし、同棲の場合、さらにハードかもしれません。
でも血を感じられて面白いので、興味があったら使ってみてください。
男の方は、勇気があればパートナーに買ってみてください。そしてさらに勇気があれば、洗ってみてください。「こんなに血が出るならそりゃ調子悪くなるわ…」と感じるはずです。
生理のときはゆっくりしよう。