なんとかして状況を変えれ!あとどれだけこの世にいられるかわからないんだから
4つの苦しみとは?
つまり、生・老・病・死です。
生の不安とは何でしょうか?
人間は何のために生まれてきたのか、どこから来てどこへ行くのかという疑問を考えていくと、夜も眠れないという人がいます。
私もその一人ですが、生の不安は死の不安でもあるのです。
人間は誰でも病に罹ります。
風邪のような軽い病気から心筋梗塞や脳卒中、癌などの生死を分ける重い病気にかかる人など、この世に生を受けて以来大なり小なり病気にかからなかった人はおりません
昔から健康の秘訣は「腹八分」
大食しなければ病気に冒されないという意で、「腹八分に医者いらず」とも言います。
しかし、これも年齢に応じてということであって、「腹八分」でも多すぎるような気がします。骨も筋肉も内蔵もしっかりでき上がってしまった後では、人間そんなに食べなくてもいいのです。
そう考えると
「過食が病気の元」であることも分かります。
老いも自然の流れ、死も無理に遠ざけることをしなければ、違った生き方が見えてくるでしょう。「病気になっても健康。」生・老・病・死を恐れず、この内在するものとどううまくつきあっていくかが人間としての大事な生き方のような気がします。
『人は皆、泣きながら生まれてくる』
人間が泣くという行為は、苦痛や不安、悲しさ、辛さ、、悔しさ、恐ろしさというように、人間のマイナスの心、「悲」の心を表したものだと思います。
赤ん坊が泣くということの意味
「そんな意味なんかないよ」
「嬉しい時だって泣くよ」
「赤ん坊が泣きながら生まれてくるのは当たり前じゃないか。そこには意味なんかないんだよ」
という人だっているでしょう。
確かに赤ん坊はまだ自己表現ができないから、泣くのが唯一の自己表現なのかもしれません。
では、赤ん坊が生まれて来る社会はどんな世の中なのでしょうか。
「人間は生まれながらにして平等だ」という言葉があります。果たしてそうでしょうか。お金持ちの家に生まれてくる子もいれば、そうでない子もいます。
五体満足に生まれてくる子ばかりだと、、限りません。
障害を持って生まれて来る子もいれば、病気を背負って生まれてくる子もいます。
また、王様の子として生まれてくる子もいれば、明日の生活にも困る困窮した家の子として生まれて来る子もいるでしょう。
戦争や殺戮の中に生まれてくる子もいます。飢饉のため生まれてきても食べるものがなく、薬もなくて死んでいく子も大勢います。
つまり人間は生まれ落ちたときから不平等、不公平な環境におかれるわけで、こうした理不尽なところがあるのが人間社会であり、世の中です。
人間は生まれ落ちたその瞬間から、食べるものや、着るもの、住むところという経済的、社会的な環境に差があります。
極端に言えば社長の子で生まれてくるか、貧乏人の子に生まれてくるかでは、その後の人生そのものが大きく異なるのです。これは世の中がむかしから格差社会であり、不平等、不公平で成り立っているから仕方がありません。
人間はそうした社会の中で様々な対立や葛藤を繰り広げ、生きていかなければなりません。
そこには艱難辛苦、阿鼻叫喚、怨憎会苦、無間地獄、愛別離苦、喜怒哀楽など人生のさまざまなドラマがあります。
悔しさをバネに生きる人もいるでしょう、人の何倍も努力して成功する人もいます。いくら努力しても報われない人もいます。人生を悲観して自らを死に追いやる人もいるでしょう。笑いながら生きていく人もいますが、
やはり泣きながら生きていく人たちが圧倒的に多いと思うのです。
また会うその日まで
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