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B.ワン、B.ネクスト参入を目指すクラブに向けて

Bリーグは、2026年からB.プレミアに参入するクラブの最終審査を12月末に控え、競技レギュレーションはじめ様々なことを決めてきました。先日は、以下の通り、現時点で決まっていることを公表させていただきました。いよいよ大詰めを迎えつつあります。

B.ワン、B.ネクストの各論は、B.プレミアのクラブ数が確定しないとし難いところもあります。このあたりが、各ディビジョンでクラブ数を決めて相談評価するという現行スタイルと異なるところです。頑張れば上を目指せる絶対評価だからこそ成長が加速しやすいポジティブなところでもあり、各論を決め切りにくいところがネガティブなところでもあります。

今シーズンは、B.ワンを目指すクラブの頑張りが結実するようにサポートすることがリーグの重要な仕事であります。また、リーグ戦が進むなかで初年度のB.ワンクラブ数を予測しながら各論を複数パターン用意しながら整備していくというスタンスです。

繰り返しになりますが、一番の壁は、平均入場者数です。先週末時点で、昨シーズンにB.ワンの入場者基準を超えておらず、仮入会の平均1500人に近いラインにいるクラブがこちらです。

<現時点1500越え> 
徳島 1,705
八王子 1,677

<現時点で1500未満>  
愛媛 1,476
金沢 1,328
香川 1,297
青森 1,291
山口 1,132
品川 887

何とか、ここから頑張って超えていただきたいと思っています。前回の理事会で決定しましたが、B.ワンとB.ネクストの審査タイミングが、2025年4月理事会から2025年10月理事会に変更になりました。これにより、平均入場者数1500人以上という評価も2024-25シーズンは3月末までではなく、レギュラーシーズン終了まで分も含む(いずれかが超えていること)としています。

評価タイミングが早いので、該当クラブにはシーズンの前半に結果をだしてもらう、ファン・ブースターの皆さまにもご理解をいただき、応援してもらうということでしたが、当初の開幕から3月末までに加えて、開幕から最終までの平均入場者数の両方で評価できるようになりました。

しかし、当初通りシーズン前半結果をだしていただきながら、万が一不足の場合は、残りの試合でなんとか全力を尽くすチャンスにかけていただきたいと考えております。売上基準、入場者基準と併せて債務超過などクリアしなければならないことがありますが、乗り越えていただきたいです。

Bリーグでは、年末でB.プレミアの審査が一旦落ち着く予定です。B.プレミアのプロモーション施策など当然のことながら検討していきます。しかし、B.ワンをどのように盛り上げていくのか、B.ネクストのクラブをどのように支えて押し上げていくのかにここからは力を注いでいきたいと思っています。

この改革で、B.ワン、B.ネクストクラブが置いていかれる、また、不幸になるようなことはしないと宣言してクラブの皆さまと進めてきましたし、約束通り推し進めていきます。

B.ワンのブランディング、競技レギレーション、年会費、配分金、プロモーション、クラブ支援策なと議論は多義にわたりますが、該当候補クラブと相談しながらしっかり進めていきます。B.ネクストに関しては、クラブ数が少なくなる見込みなのでどのようなサポートでリーグ戦を運営していくのか、検討していきます。

世界初の試み、これだけのクラブ数と試合数を有し、絶対評価でクラブ数を決定、かつ各ディビジョンで異なる仕組みを想定ながら最適解を導き出すのはかなり難易度が高い上、柔軟に対応する必要もあります。大切なことはクラブとの信頼関係だと思いますので、共にベクトルを揃えて前進していきたいと思います。

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島田慎二
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