B.LEAGUEの練習生の扱いを規約化しました。また、チームスタッフ登録をした場合、そのシーズンの選手登録への切り替えを禁止することで、グレーな領域を狭めていきます。
本日の理事会後のメディアブリーフィングで説明させていただきましたが、B.LEAGUEにおける練習生の扱いを規約化しました。元々、練習生という言葉はありましたし、存在もしていましたが、規約化することで違反した場合に罰則を与えることが可能になります。
規約で明文化しているのは、練習生として報酬は発生しない、練習参加の必要な交通費、物品提供以外に実費相当以上の手当の支給をしてはいけない、選手と誤解される対外発表と協会への選手登録も禁ずるというものです。前述した内容は、元々禁止されていましたが、規約化されていないためグレーな部分が残り、罰則の対象から除外されていました。
また、チームスタッフの登録切り替え制限を規定しています。チームスタッフで登録していながら怪我人が発生すると、選手登録に切り替えてプレーするという事象が毎年数件発生していました。もちろん、従来のルールでは、違反ではありませんでした。しかし、ファンの皆様の目から見るとグレーに映ることも多々あったのではないかと思います。
改善策として、チームスタッフとして登録した場合、そのシーズンの選手登録への切り替えは禁止としました。しかし、登録はしていませんが、契約はしているスタッフへの規制は及んでいません。万能な対策ではないのも事実ですが、2024-25シーズンに向けて、以下のような検討をしていきます。
例えば、登録のみならず、契約した場合でもそのシーズンは、選手登録出来ないようにする、外国籍選手の契約可能人数を3→4にする、などです。怪我した選手が発生した際のリスクテイクをしたいというのが、クラブの本音だと思いますので様々な観点から検討していきます。
1番大切な観点は、ファンの皆様にとって違和感があるかどうか。しっかり、クラブと議論して対策していきます。ちなみに本件は、今年の2月にクラブと議論して方向性を決めていた内容です。また、どこまでいってもルールの及ばない領域はあるので、ファン目線を意識して自主規制をしていこうという確認もB1実行委員会内ではしています。
規約化に際して時間を要し、このタイミングの発表になり、遅いのではとか、すでにチーム編成済みのところが多いのに?と誤解を招く状況になったことについては、お詫び申し上げます。
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