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秋田ノーザンハピネッツ 新B1リーグ『B.プレミア』入りに向けて

昨日は、秋田に来ておりました。開幕前のタイミングでB.プレミア参入を目指す秋田ノーザンハピネッツ(以下、ハピネッツ)の機運醸成が、1番の目的です。売上高、入場者数、アリーナ要件の三原則のうち、2022-23シーズンは、売上高1,345,201,000円と既にクリア。入場者数は、平均3,518人(全体8位)、アリーナについては、2028年秋の開館を目指し、秋田県が整備を検討中という状況です。

2次審査での参入を決めるため、2023-24シーズンの最大の課題は、入場者数平均4000人超えとなります。昨シーズンから平均でおよそ500人増しが必要となります。他の条件は、経営数値、関係各所との会話の中でクリアしつつあることが見えていますので、まさに入場者数増に全集中するシーズンになりそうです。

元々ハピネッツは、bjリーグ時代から秋田での人気クラブです。クレイジーピンクとも称されるリーグでもトップクラスの熱狂的なブースターの存在もあります。しかし、水野社長は、他クラブの成長、4000人達成の重要性の浸透がまだまだであることに対する危機感は強く、少しでも力になりたいと応援に駆けつけた次第です。

記者会見、新聞社の訪問、テレビ出演などメディアの皆さまを通じて、少しでも多くの県民の皆さまにWhy B.プレミア入りを目指す?Why 秋田にアリーナが必要?そして、B.プレミアってそもそもどんな世界観?ハピネッツが参入することで、秋田にどんなメリットを提供出来るのか?ということを端的に伝えることが最重要ミッションでした。

これは秋田に限らず、全国行脚しながら行っている重要なミッションでもあります。改革というのは、見えない未来を描写し、その未来にワクワクしていただき、賛同を得ながら前進することです。今のシステムが7年も続いていますし、劇的に変わることの大義よりも、今贔屓にしているクラブの今シーズンを応援しているという至極当然のブースター心理の中で、いかに届けるか?毎度感じますが、今回は、熱い漢、水野社長とチャレンジングな1日でした。

せっかくなので、端的に振り返ります。
Bリーグの目指している世界観は?
・地方創生、地域社会に貢献、必要とされるクラブが増える。
・グローバル、ダイバーシティ、インバウンドに積極的に取り組み、社会課題解決の一助となる。
・戦力均衡化をはかり、接戦を増やし、どのクラブが勝つか、優勝するかわからないワクワク、ハラハラするリーグとなる。
・地域を元気にするためには、勝つだけではなく、地域との結びつき、関係性を良好にし、応援してもらい続けなくてはなりません。そのために事業、人に投資出来るクラブを増やすことで、成長性、持続可能性を高まる。

この4つです。また、意思決定の核になる考えは、地域創生、社会課題解決という社会性、日本代表の強化、日本バスケの競技力向上、そして、クラブの健全性と成長性に資するのかどうか、を重要な判断軸としています。

サラリーキャップ、オンザコート、ドラフトなど様々な制度変更全て、これらの目的、判断軸から決定した手段となります。正解などありません。しかし、Bリーグは、こんなプロセスでより良いバスケ界、より良い地域貢献をすることで『バスケで日本を元気に』という理念の実現に向けて尽力しています。

ハピネッツブースターに置き換えると、B.プレミアに参入出来ると、沖縄アリーナや佐賀アリーナなどのように想像を超える観戦体験が可能になります。それ以外に、コンサートや大きなイベントの誘致も可能になり、日常的に体験できるエンタメの質と量が変わると思います。ワクワクした未来は、首都圏に出て行った若者たちを地元に戻すチカラにもなるでしょう。

2026年、B.革新初年度に参入できるのは、18クラブのみ。地方クラブで参入を果たすことは大きな意味を成すと思います。秋田を今以上に盛り上げ、地域経済への貢献度も増していくはずです。何よりも県民の秋田プライドにも寄与するのではないでしょうか。

また、サラリーキャップ、ドラフトなども採用していきますので、資金力が潤沢でない地方クラブでも今よりも勝つ、優勝する可能性が高まります。つまり、毎シーズン夢を見ることが可能になり、その活力、エネルギーこそが、地元の元気、生き甲斐に繋がるのではないかと考えています。その他、見えずらいことまで想像すると計り知れない貢献になると確信しています。

日本初のリーグ構造ですし、オープンな昇降格制度を廃止して、クローズドなリーグに転換するのは世界初の試みです。他国の仕組みを真似ているのではなく、日本の社会構造や置かれた状況を鑑みて、構築したオリジナルのビジネスモデルです。まさにバスケ、Bリーグ、スポーツを通した社会課題解決への挑戦でもあります。

しかし、B.プレミアが全てではありません。B.ワン、B.ネクストもあります。クラブの成長プロセスでカテゴリーを選択できるのがこの制度の魅力です。事業力、基準をクリアすればいつでも上を目指せます。今回は、ハピネッツが2026年にB.プレミアを目指しているので、そのための記述となっていることをご容赦ください。

まずは、県庁にて記者会見。B.革新の説明。水野社長からは、B.プレミアを目指すことの意義意味を熱く語っていただきました。

メディアもほぼテレビ、新聞全紙、全局に来ていただきました。

続いて、秋田魁新報社へ。佐川社長には毎年訪問させていただいておりますが、あらためて、B.革新の進捗の説明、ハピネッツの平均4000人に向けてPRの協力をお願いしております。

ハピネッツが運営しているハチトニパン屋さんを見学、いちばん人気ということですが、今朝の朝ごはんになります♪

フロントのオフィスに向かい、スタッフの皆さんに激励、並びにB.革新についてお話をさせていただきました。スタッフの頑張りあって、ここまで素晴らしいクラブになっています。本当に感謝です。今シーズンも頑張ってください。

ホーム開幕は、10/14.15 島根戦です。秋田の皆さん、島根の皆さん、ご来場をお待ちしています。

島田のマイクでラジオショッピング的に、クラブの推しのグッズ販売協力できないかなと考えており、尋ねたらふたつほど紹介いただきました。近々、告知します。こちらのグッズにもご注目ください。

再び、県庁に戻り、秋田県観光文化スポーツ部の石黒部長並びに職員の皆さまにご挨拶。アリーナの検討を進めている部署ということで、他県の事例なども踏まえて、より良いものを建てるほうがその後の運用においても良いこと、アリーナは、夏の豪雨もありましたが、災害時の避難所としても有効活用できることが、大きな意味であることもお話させていただきました。2028年秋開業ということで限られた時間となりますが、引き続き、よろしくお願いします。

豪雨災害で被害を受けたユースのトレーニング施設を視察。ハピネッツのU18の選手たちがトレーニングをしていました。素晴らしい環境であり、他クラブと比べても当たり前ではないですからね、と話しました。この世代から、このようなトレーニングをしていたら強くなりますね。この施設も水没したようですが、再開されてほんと良かったです。

続いて、秋田駅でチラシ配り。テレビ出演のため時間はあまりありませんでしたが、中山選手と小栗選手、スタッフ、ボランティアの皆さんとやらせていただきました。B1クラブでもこのような地道な活動は大切だなと、いつも思います。この努力が実りますように。

最後の仕事は、ABS秋田放送にて生出演をさせていただきました。ここでもB.革新とハピネッツへの期待値なとを語りました。視聴率の高い番組なのでひとりでも多くの県民の皆さまが、観戦に行ってみよう、となっていただけることを心から願っております。

最後は、ハピネッツが運営するあくらビールをいただきながら懇親会。いつもハピネッツ、水野社長社長の熱意に触発されて張り切って喉もカラカラでしたし、最高でした。ビール、美味い!地元の皆さまはもちろん、アウェーのファンの皆さまもぜひ、お越しください。

2026年、B.プレミア、B.ワン、B.ネクスト、どのカテゴリーに所属することになるか決まる今シーズン。来年秋に、全56クラブのカテゴリー分けの発表を行います。今シーズンの入場者数がクラブの未来、秋田の未来にも影響を及ぼすかもしれません。毎試合、周りの方をお誘いあわせの上、会場にお越しくださいますようお願い申し上げます。そして、クラブとブースターが、一緒に目標に向かって歩んでいただけると嬉しいです。


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