映画「シグナチャー」の主役のモデルにもなったワイン醸造家 安蔵光弘さんとの至福の時間
昨日も例に漏れずバタバタな1日でしたが、夜は超楽しみな会がありました。映画「シグナチャー」のモデルにもなったワイン醸造家である安蔵光弘さん(以下、安蔵さん)との食事でした。3月に長野県のシャトーメルシャンの椀子ワイナリーでお会いして以来、2度目の機会、それもサシということでじっくり美味しいワインと食事で3時間近く盛り上がりました。勉強にもなるし、最高に楽しい時間でした。
個人的にもいつかワイナリーをという夢の実現に向けて情報収集したりしており、表面的には素敵ですが、天候に左右される農業です。葡萄品種にもよりますが、ワインの苗木を手に入れるのにも2.3年かかり、そこから3.4年かけて葡萄を育て、免許をとって醸造して販売まで考慮すると7.8年は普通にかかります。簡単ではないですし、素人が簡単に始められるレベルのものでもありません。
安蔵さんの著書、「5本のワインの物語」を拝読しても大変なことだなと改めて思いました。ご自身と奥様とのワイン造りに情熱を注いだ半生を記している書籍なのですが、あらためて簡単にワイナリーを始めたいなんてなかなか言えなくなりますね。ご夫婦でのワインにかけた壮絶な人生を振り返る書籍、同世代なので自分はあの頃あんなことしてたなぁと重ねながら読み進めました。
プライベートの人脈ですが、食事の最中は、書籍を拝読していたのであのシーンは、あの話は、どんな感情だったんですか?とほぼ質問攻め笑 裏話なども聞けて楽しかったし、ひとつのことを追求してきた人の凄みを感じますした。
浅井さんというワイン造りの第一人者の大先輩から亡くなる直前に託された「君が日本のワイン造りを背をっていってくれ」を胸に日本ワイン界の発展のためこれからも尽力していっていただけるとと思います。引き続き、交流を深め、形がどうであれ残りの人生、少しでもワインに寄り添えるよう努力していきたいと思います。
しかし、日本ワインも美味しいんです。こんな美味しいワインがあることを広く知っていただきたいので将来お店を出したら、必ず日本ワインをメインにしたいと思います。オリジナルも造ってみたいなぁ。
組織だけでなく業界を引っ張る人は、覚悟と情熱が違います。業界は違えど覚悟と情熱をもって切り拓かねばと身が引き締まる思いがしました。さあ、これから富山出張、行ってきます。