【朝礼 12/24】八村塁選手の発言問題。責任の所在を明確にして、謝罪するべきはし、襟を正して前進あるのみ
昨日、今年最後の朝会がありました。恒例のスタッフへの年内最後のメッセージは、常にハードワークしてくれたこと、みんなの力でこの1年もBリーグが成長を持続できたことへの感謝をお伝えしました。また、Bリーグで働いていただいた全てのスタッフが1年振り返った時、1人でも多く、充実した年になったと思えるスタッフがいることを心から願っています、ともお伝えしました。
また、遅くなりましたが、はっきりさせるべきことがあると切り出して、八村塁選手の発言からの世間をお騒がせし、関係各所スタッフの皆さまにもご心配とモヤモヤする気持ちにさせたことについて、お詫びを申し上げました。これだけバスケ界を震撼させた出来事を責任ある立場、JBAの副会長として、曖昧にして年を越すのは、仲間たちに失礼であるとも考えたからです。
実際どうだったかの話は、八村塁選手、渡邊雄太選手、JBAとしてもコメントしているので割愛しましたが、日本バスケ界の宝である日本代表選手たちに、気持ちよくベストを尽くせる環境を整えることが出来なかったことは事実。渡邊雄太選手が、素晴らしいスピーチをして誰も悪くないと総括してくれましたが、最終責任は私含めてJBA経営陣にある、猛省すべきを明確に話しました。
クラブで言えば、経営者→GM→HC→選手+チームスタッフという関係があります。日本代表で言えば、経営陣に→技術委員長+強化部→HC→選手+チームスタッフと似たような構造です。今回の問題が起こった箇所は、明確であっても、その状況を把握して現場で動くのはGMや技術委員長や強化部になります。しかし、そこで対応できないこともあり、ことの重大性を把握したら正解はなくても対策をとるのが、経営者・経営陣の責任です。
という意味で言い訳せず、大きな問題が起こった時の責任は、経営サイドにあるということを明確にした上で、未来に活かすしかありません。しっかり、JBAとも連携して再発防止策をとっていくと謝罪とともに伝えています。
2025年も政治的にも地政学リスクとしても世界中に山積し、経済情勢も混沌とする可能性があります。何が起こるかわからない世の中だからこそ、大きいから勝つのではなく、変化に適応したものが勝つ、ダーウィンの進化論ではありませんが、臨機応変、軸はしっかり持ちながらも、適宜、柔軟に対応していく組織でありたい、来年も良いお年をお迎えくださいと結びました。
あらためて、Bリーグスタッフのメンバーには感謝です。ありがとうございました。