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久しぶりのアルティーリ千葉のホーム視察

昨シーズン、56勝4敗というBリーグのシーズン最高勝率を記録しながらも、昇格ならずという尋常じゃない悔しさを味わっているアルティーリ千葉(以下、A千葉)。しかし、その逆境がクラブはもちろんのこと、ファンやパートナーを含め、ステークホルダーの全体の結束を強めているようにも感じる千葉ポートアリーナでした。先日、熊谷知事とお話しした時も同じようなことを語っておりました。

信州とB2屈指の人気・実力のあるクラブ同士の対決とは言え、5260人の入場者数を記録したのはお見事。ちなみに以下の通り、A千葉と信州は、B2平均入場者記録の1位と2位。信州からもかなり多くのブースターの皆さまが応援にきており、ベンチ裏を黄色に染めていました。このあたりは、長い間B1だったクラブならではですね。また、お互いB.プレミアへの参入も決めていますので、今後も楽しめるカードです。

ここまで21勝1敗。昨シーズンの記録を更に上回りそうなペースで勝ち星を重ねています。今シーズン初めて観戦しましたが、チームの完成度は昨年以上で強い!という印象しかありませんでした。新居社長から聞きましたが、福井に1敗した時もみんなで敗戦を良き経験に繋げるように選手たちで話し合いが持たれたとか。最高のチームを創るための意識の高さが凄いのとプレーオフでどう勝つかの目標が明確だと感じています。

将来の新アリーナ計画実現に向けて、次々と手を打っていることに目を見張りますし、今シーズンの売上見込みも驚くべきものでした。新居社長、飯村さん、北館さんをはじめクラブ皆さんの並々ならぬ経営努力が、このハイスピード成長を実現していると思います。着々とビッグクラブ、千葉ジェッツとの千葉ダービーへの備えをしているというのがわかります。

A千葉の特徴と言えば、やはり独特な世界観へのこだわりですね。チームカラーを全面に打ち出して、統一感をはかりながらブランディングしています。ここまで徹底しているクラブはなかなかないのではないでしょうか。演出もスタイリッシュで、満員なので雰囲気も最高でした。ファンの皆さまの応援で盛り上がっているのはもちろんですが、楽しんでいるという感覚のほうが強い印象でした。

飲食ブース。

グッズ売り場スペース。A千葉の売り場は、スタイリッシュであり人があまりいません。理由は、商品を手に取ることを前提にしておらず、

隣のスペースで購入希望商品を用紙に書いて、決済をして受け取るというシステムです。あの大混雑のグッグ売り場を想像していたので驚きました。オペレーションは大変のようですが、なかなか面白い取り組みです。

アパレルがオシャレです。

懐かし景色ですが、よく入っていますね。コートを一周するリボンが演出効果を高めていました。

VIP席。飲み物もモバイルオーダーで届けてくれます。

A千葉は、強くて、ファンが多くて、カッコよくて、経営力も高い、というクラブの理想を貪欲に目指していると思っています。今後の成長が本当に楽しみです。A千葉ファンの皆さま、信州ブースターの皆さま、本日も素晴らしい試合と雰囲気をお楽しみください。

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島田慎二
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