人生は1回だけ
さて、趣味のために仕事辞めて手術するのかとか言われたりもしましたが、その通りな側面もあると思うけれども、そういう訳でもないという話を。
仕事は結構立ち仕事で、制服は薄手のスカート。
冬は自動ドアが開けば外気が直撃しますし、夏は冷房でガンガン冷やされます。私は異様に下半身が冷えやすく、できうる限りの対策をしていましたが、立っているとどんどん冷えて硬くなっていってしまいます。
立っているだけで息を詰めてしまう状態で、それはそれは疲れる。
どうにか1日終えて帰路についても、歩くのもびっこひいてゆっくりしか歩けない。
或いは眠って起きた起床時、寝てる間に脚が硬くなっていて、それをどうにか動かして出勤しても、通勤の電車で立っている間にさらに硬くなり、仕事を始める頃には息も絶え絶えなんてこともしばしば。
それでもどうにか誤魔化しながら働いていましたが、2020年から2021年にかけての冬は、本当に歩けなくなるのではないかとういうところまでいってしまい、出勤時は歩けなさすぎて遅刻しそうになったり、ジムの帰りに終電に間に合わないんじゃないかと焦ったり、本当に日常生活がままならなくなってきていたのでした。
クライミングをするから痛みが出ると思っている方も多いと思いますが、そういう訳ではないのです。運動をやめてしまうと、身体を支えている筋肉が落ち、その分の負担は全部股関節にいきますし、動かさないとより筋肉や関節は固まってしまいます。
だから、多少痛くても少し登った方が、痛みはむしろ緩和されるのです。
そんな訳でかなり立ち仕事が厳しくなってきたこともあり、立ち仕事はこれ以上は無理だなと、まずは転職を心に決めたのでした。
その後で、骨切り術を決めた為、手術を理由にして仕事を辞めたのでした。
ま、それでも呑気だとも思う人もいるだろうし、決めたのは自分で、何を選ぶのかは人それぞれ。
人生は1回だけ。
手術を決めた時に、頭にあった言葉です。
Hitomi