整骨院?
二十歳の頃から痛みはあったのですが、明らかに負傷して痛みがあったわけではないので、最初は何の痛みだか分かりませんでした。股関節だけでなく、膝が痛むこともありました。
そんな訳で行ったのは整骨院。
でもどこも異常ないねと言われる。
そんなこんなでずっと謎の痛みでしたが、母方の祖母も同じような股関節の痛みを訴えていて、歩き方も似たようにびっこひいて歩いていたのです。
ある時祖母が股関節の人工関節置換術を受けると聞きました。
もともと臼蓋形成不全があり、軟骨が減ってしまったのだそうです。
これは多分同じだな、と自覚したのが25歳前後だったでしょうか。でもすぐには病院にはかからず、ネットで調べてみただけでした。
ある程度痛みをコントロールできていたし、そこまで強い痛みが続く訳でもなかったからです。
そして、ネットを見ても、出てくるのは人工関節置換術の話ばかり、もっと言えば60・70代の方の話ばかりです。
そのうちクライミングを始め、初めの頃はむしろ痛みが軽減されたりもしました。
初めてきちんと整形外科を受診したのは3年前、2018年。
レントゲンを撮り、診断を受けました。
思っていた通り両股関節臼蓋形成不全。変形性股関節症にはなっていなそう。石灰化の跡が見られる。それから臼蓋の浅さは、今まで見た中でもかなり浅い。との診断をいただきました。
今できる治療はなく、経過観察しかないこと。いずれ軟骨が減って人工関節置にするとしても、すでに痛みがあるなら60、70代まで保たないだろうし、そうすると人工関節の耐用年数からして複数回手術を受けなければならないかもしれないこと。大学病院で1度見てもらったほうがいいだろうということ。病院によっては、骨切り術をやっていること。ただ適応・適応外があるので見てもらってから相談。入院期間が3ヶ月くらいかかる、かなり痛みも強く、リハビリも大変というお話は伺いました。クライミングは続けていて良いとも言われました。
勤めていたのはスタッフ3人だけの職場、とてもではないけど仕事を3ヶ月休むのは無理だなと思いましたし、お金もかかるし、そんな痛くてリハビリ大変ならやりたくないと思ったのが正直なところ。
おまけに大学病院はものすごく混んでいて、検査も1回で終わらず何度も通わなきゃいけないイメージ。結局その時大学病院は受診しませんでした。
が、ここ2、3年の冬場、本当に歩けなくなり、仕事を辞めることを決めたあたりで、今度こそ大きな病院の受診も決意したのでした。
Hitomi