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彼はお母さんが大事

さて、先日、彼が帰ってきてました(彼は実家から車で2時間ほどの場所で仕事をしていて、休日に帰ってきます)。午前にお母さんがウロウロしてて、起きたら彼がいないし畑にもいないと。車もないなら海でしょう(笑)。お母さんは普段、一人で暮らしている。彼が帰ってくるとごはんの支度が面倒だから『早く帰ればいいのに!』って言う。かわいい息子が帰ってくるのに、ひどい!って思うけど、お母さんはそういうキャラ。自分を大切にしてるから、いくら大事な息子でも自分がやりたくないことはしない。お母さんに手をかけないように、自分で作ったり買ってきて食べている。そんなお母さんでも、彼はお母さんのことが大事。

それは出会った当初から分かっていた。出会った飲み会でも『おかあ』のワードは出ていたし、お父さんを事故で早くに亡くしているから大事に思ってるだろうことは予想がついた。わたしも一応、2人の息子の母。前のダンナさんが引き取って離れて暮らしているのもあってか、反抗期もなければすごく大切に想ってくれている。その気持ちは嬉しいから、彼がマザコンでもそれが尊く思える。男の子っていうのは、いつまでもお母さんのことが好きなんだなぁ…って。

話が戻って、しばらくすると彼が畑に帰ってきたようだった。お昼になってちょっと顔を見に行くと、農作業をしている彼がいました。全然こっちに気づかない。イヤホン付けて音楽聴いてるし。近くに行っても気付かないから、太ももをバシッと叩いたら『うわぁー!ビックリしたぁ!やめてよもぅ〜〜〜』って、普段見せてくれない素の姿が見れた。少し喋って、春菊が花を咲かせていたからもらって帰った(写真)。春菊の花ってこんなにかわいいのね。

それからこの日は夕方、彼がサーフィンをしているのを見ることが出来て充実した日になった。その時撮った動画や写真を送ると次の日、『写真ありがとう。お母をビックリさせるのはやめてね!死んでまう』って返信があった。心底ビックリしたんだろうね。前にお母さんをビックリさせたこともあったから注意されました。大事な大事なお母さん。

そのお母さんは糖尿病で、冬にわたしのシフォンケーキをたくさん食べてから数値が上がって甘いものを控えていたけれど、昨日の検査でも下がってなかったと言う…わたしは病気を自力で治すために甘いものを絶った経験があって、低糖質生活をしたことがある。一旦甘いものを辞めたら甘いものを受け付けず、何か食べると過呼吸になるという症状で食べることが困難だった。そんな中、食べられるものを探すのは大変で壮絶な生活をしていた。その時食べていたものを参考に、またごはんを作ってお母さんに持って行こうかなぁって思う。こんな経験して何になるんだろう?って思ったけど、彼のお母さんに役立つなんて。


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