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AIと創造性

最近のAIについての番組では、東京大学の松尾豊教授が欠かせませんね。
以下の番組での松尾教授の発言が面白かったので今回取り上げさせていただきます。

松尾教授は、「人間の創造性はパターン化と組み合わせ」と述べ、ChatGPTの出現が人間を超越した創造性を可能にしたと説明しました。

この洞察は、人間の知識だけでは新たな発見は偶然にしか生まれないことを示しています。しかし、ChatGPTの力を利用することで、人間の創造性を遥かに超えた創造性が可能になるという事を指摘しています。

又、ChatGPTは英語をベースにしているため、海外の情報を容易に取り込むことができると先生は言っています。これは、例えばWikipediaの英語版が日本語版よりも詳細な情報を提供している事からも簡単に想像できます。また、ChatGPTはプログラミング言語とも会話ができ、その能力は日々新たな発見として次々に生まれています。

そして松尾教授は、「テクノロジーに興味を持って行動せよ」とアドバイスしています。
自分も若い時にパソコンが面白くて、そればかりいじっていた時期がありました。今後何かの役に立つとか考えずに連日触っていました。そうすると自然とパソコンが身に付き、社会人になってそれが役に立ちました。入社した時はネットが流行し、HTML言語をいじり、会社のCAEソフトではFORTRANでプログラムを書き、グラフィックはOpenGL、スパコン利用ではMPIを使っていました。今から考えると当時はいろいろな言語を駆使していたなと思いますが、とにかく面白いのでやっていました。

今はAIを、とにかくたくさん使っていこうと思っています。ディープラーニングとか機械言語だとかLLMだとか、表面的に知っていればOKで、いずれビジネスに役立てばよく、最初は遊びでいいと思っています。とにかくやり続けることが大事なのかなと。

かなり古いですが以下の松尾教授の番組も面白かったので掲載します。

番組で先生が言っていたのは「テクノロジー×ビジネスの面積が大きい方が勝つ」という話でした。ただテクノロジーを理解するだけでなく、それをどのようにビジネスに結びつけていくかが大事だと話されていました。AIを理解し、それがどうビジネスに役立つのかを見極めることが重要だと言うのです。まさしくそうだと思いました。

これらの考察から、松尾教授の言葉は私たちに新たな視点を提供してくれています。人間の創造性を超えるAIの力、テクノロジーとビジネスの結びつき、そしてテクノロジーに対する興味と行動力。これらが私たちの未来を形成する鍵になると思います。

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