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水の抵抗は空気の800倍!その理由とクロールを効率化するコツ

なぜ水中の抵抗は大きいのか?

水の抵抗は空気の約800倍 だと言われています。この理由は 水の密度 にあります。空気の密度は約 1.2 kg/m³(気温20℃の場合)であるのに対し、水の密度は約 1000 kg/m³。この圧倒的な密度の違いが、水中での抵抗力を大きくしているのです。

物体が流体中を動く際の 抗力(抵抗) は、流体の密度に比例します。そのため密度が高い水では、空気中と比べて 大きな抵抗 が発生し、速く動くことが難しくなります。また、動きに必要なエネルギー消費も増加します。

さらに、水の抵抗力は速度に比例するのではなく、速度の二乗 に比例します。例えば、2倍の速度で泳ぐと、抵抗力は 4倍 になります。これが速く泳ごうとするときに感じる強い負荷の原因です。

クロールで水の抵抗を減らすコツ

水泳においては、水の抵抗 をいかに軽減するかが重要です。以下のポイントを意識すれば、効率よく泳ぐことができます。

  1. 流線形を保つ
    頭、背中、脚を一直線に保ち、体を 水平 にすることがポイントです。姿勢が乱れると水流の乱れが生じ、抵抗が増えてしまいます。体をまっすぐに保つことでスムーズに水を切ることができます。

  2. 効率的なストローク
    腕や手の動きは水に対して 適切な角度 で入水させるようにしましょう。推進力を最大限に生み出すことができます。無駄な動きが増えると水の抵抗も増えてしまうため、意識して動かすことが大切です。

  3. 小さく効率的なキック
    足を大きく動かしすぎると、かえって水の抵抗が増えてしまいます。キックは 小さく速く 行うことで、抵抗を最小限に抑えながら効率よく進むことができます。

  4. 摩擦抵抗を軽減する
    体にフィットした 競泳用の水着 を着用することで、摩擦抵抗を減らすことができます。特に高速で泳ぐ際は、こうした水着が大きな違いを生みます。

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