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佐々井秀嶺とインド仏教再興

佐々井秀嶺という人物は、インド仏教の再興に生涯を捧げている僧侶です。彼の人生は波乱万丈でありながら、深い信念に支えられていました。

波乱の幼少期

佐々井は幼い頃から大酒飲みで、12人兄弟皆大酒のみだったと言います。父親も酒で二度命を落としかけるなど、家族全体が酒に苦しめられていました。そんな環境の中で育った佐々井もまた、酒の誘惑に抗えず、大人になるまで飲み続けました。

仏教との出会いと戒律の力

タイでの修行生活を経て、彼はインドに渡りました。インドでは、中国との紛争での避難者との関わりを経験し、その最下層での生活によって自身の生き方を見つめ直すようになります。仏教の戒律に基づく生活を始め、酒を絶ち、仏教の教えに従って生活を送りました。戒律は彼にとって大きな転機となり、酒をやめることで命を救われたと感じています。

インド仏教再興への道

佐々井はインド仏教の復興を使命とし、インドで活動を続けました。彼は、カースト制度に苦しむ下層民衆と共に生き、本当の平等と人権を体で学びました。「名もいらん、金もいらん、命もいらん」という言葉に象徴されるように、私利私欲を捨て、無私の精神で民衆を救ってきました。

無一文からのスタートと信念

佐々井は無一文でインドに渡り、56年間多くの困難を乗り越えてきました。彼の信念は、インドの総理大臣が訪問するような影響力を持つまでに至ります。彼が求めたのは個人的な利益ではなく、困っている人々を救うことでした。


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