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自治会条例の言葉選びの重要性について
昨日の自治会の会議では、新たな条例を決めるために様々な言葉が飛び交いました。その中で「明るく、楽しく」という言葉が提案されましたが、これは幼稚園から会社まで広く使われる表現であり、自治会の条例としてはあまりにも一般的すぎると私は感じました。このような言葉で自治会の加入率の低下や役員の担い手不足を解消するのは不可能に近いと疑問を持ちました。
さらに、「宇都宮らしさを入れたい」という意見も出ましたが、宇都宮らしさとは何かと考えたとき、思い浮かぶのは「イチゴ、餃子、雷、LRT」などの名詞ばかり。動詞で表現したいとありましたが、なかなか思いつきません。しっくりこない中途半端な妥協的な言葉が議事に残りました。
そこで私は、あまりにも一般的な標語を並べるだけでは、条例が形骸化し、行動につながらない危険性があると意見しました。そして自治会が本当に活性化するためには、「市民自らが自治会について考える場を作ること」が重要だと提案しました。市民が自治体に関心を持たなければ、自治体の持続性は保たれないと思っているからです。
他の市の条例も似たような一般的な言葉が多く見受けられますが、こうしたアプローチで実際に加入率上昇につながった自治会は0です。これでは条例が単なる紙切れで終わってしまい、住民の税金が無駄に使われることになります。
今後は、より具体的で実効性のある言葉を選び、実際の行動につなげる条例作りを目指してほしいと願います。
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