【短歌六首】The Clock Fruit flesh - 時計の果肉【素人だけど英訳もしてみたよ】

The Clock Fruit flesh - 時計の果肉


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宇宙人の後れ毛ぐらいの時差がある国に生まれてしまったぼくら

We were born at the place with time differences which is like tiny aliens hair.

からだじゅう紫陽花のみずで満ち溢れかたちにならない絶望がある

Full of hydrangea was poured to my soul, mold my miserableness.  

あたたかいはずなのに湯気が見えなくてひょんな部位から湿ってしまう

Can't quite see steam though warm.Weird part of me was get wet with sadness.

もう鈴が足りない声で喧嘩する日までにらめっこしよう真夏

Mid summer! Make funny face! Staring until the day comes which we lose much bells of voice.

等身大のぼくらでよくてちょうどよいサイズの時計が見つかりません

It's okay to stay young as young as you are. But still I can't find comfortable watch.

ぼくたちは時計の果肉食用じゃないけどいつか腐ってしまう

As we are "Clock Fruit flesh", just we get old and rotten though we are human.   
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こちらは所属結社の賞に応募したものの、予選落ちとなってしまった作品の中から抜粋して、本人による英訳をあとからつけたものです。(※応募時のタイトルは「時計の果肉」)

意味としては完全には拾いきれていませんし、英語としても間違っているかもしれません…

でも楽しかったです。少しは短歌的なリズムを出せているだろうか…難しいですね。

また機会があれば英訳にチャレンジしてみたいです。

/とわさき芽ぐみ 2021.1.4

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