しゅきのうた
しゅきでしたかつてあなたの本棚をちょっぴり舐めてみるくらいには
しゅきくないころころ酸っぱいグミになりたかったような青春だった
しゅしゅしゅしゅしゅしゅーくりーむは春のあじ ものすごく真剣にくりーむと対峙
好きな本ぎゅうぎゅうひらくひらいては(もう反抗の手ほどきがない)
はぁ、なにが好きだよぜんぶ折り跡をつけてなわばりアピールかよって、
透き通る?通れない?ここはあみだくじひろば あなたの来るとこじゃない
隙のあるマラソンだった給水を終えてはるなつあきふゆ 完治
梳きながらあのユニークな髪型を思い出せないよじれた毛髪
すき焼きの糸こんにゃくがどこまでも続いて鍋の底へ誘う
大人 でもしゅきって言うとき息は葉擦れのようにときめく
/とわさき芽ぐみ 2018.7.4
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