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#1 捨てる、を極める!

こんにちは、飯尾さじです。

 さて、自己紹介記事で少し書いたように、このブログでは「料理に苦手意識をもっていた私が、いかにして料理好きに変わっていったか」を綴っていきたいと思います。

突然ですが、皆さん捨てれていますか?

 というのも、まず私が料理と真剣に向き合おうと思ったとき、一体何がそんなに億劫なのか?と紙に書き出すことにしました。

 その中に、「ごみがたくさん出る」というのがありました。え?そんなことから?って感じなんですがこのモヤっと感を解消することが私にとってはすごく大事なことだったんです!

 例えば、使い終わったしょうゆのボトル。あれ、私の住んでいる地域では、空になったらキャップをはずして、紙ラベルをはがして、PETならペットボトル、プラならプラスチックごみに分別しないといけないんです。もちろん中身はすすぎます。

 あとは、ツナやトマトの缶。
 お肉の入っているプラスチックのお皿。
 じゃがいもやにんじん、たまねぎの皮。
 油をふいたあとのキッチンペーパー。
 飲み終わったあとの麦茶のパック。

 この料理をすると同時にばんばん出てくるごみたちをうまく処すことができず、気づけばあちらこちらにおいたまま...…作業台はどんどん狭くなるし、料理が終わったあともう一仕事..…という感じで疲弊していました。

 私が料理に苦手意識を感じていた理由はもちろん他にもあるのですが、まずはこのごみ問題をクリアしようと着手しました!!

STEP1 料理過程ででるごみの種類を書き出す
1,可燃ごみ
2,プラスチックごみ(リサイクル)
3,ペットボトルごみ
4,生ごみ
5,缶ごみ
6,瓶ごみ
7,不燃ごみ

STEP2 それぞれ専用ごみ箱を用意する
1,可燃ごみ
2,プラスチックごみ(リサイクル)
3,ペットボトルごみ
___ この3つのごみ箱を台所に。 

ごみ箱が汚れるのを拭くのも地味にストレスなので、段ボールの簡易ごみ箱にし、定期的に買い替えます。生ごみは別ですし、ペットボトルは事前にすすぎをするので、特に虫などもついていません。

4、生ごみ
___ニオイ漏れを防ぐ密閉式のものを。ニオイはたまにハイターなどでつけ置いて洗い、外に干しています。

5,缶ごみ
6,不燃ごみ/瓶ごみ
___外の庭にそれぞれペールごみ箱をおきました。


STEP3 調理中に出でくる生ごみルーティンを決める

 料理前に必ず、作業台に小さなポリ袋をポリ袋キャッチャーにセット。料理過程ででてくる生ごみは、そこにポイポイと捨てていきます。
水気が、たまってくるので捨てる前にとがったもので穴をあけぎゅ〜としぼって生ごみ用の密閉ごみ箱にぽい。

 野菜の中でもとくにじゃがいもやれんこん等は皮が四方八方に飛び散るので、いらないチラシなどを取っておき、それを広げてそのうえでピーラーをかけ、最後は紙をクシャクシャに丸めて生ごみ用の密閉ごみ箱にぽい。

これ使ってる人多いですね。鍋蓋をさしてもいい感じ。


これをシンクの上でやってたときは後片付け大変だったな

お肉や魚のプラ皿、あいた調味料のボトルなどはさっとすすぎ、場所をきめて一箇所にまとめておき、料理が終わって水気がきれたところで分別して、可燃ごみ、プラスチックごみ専用のごみ箱へぽい。

 STEP4 ごみ捨てのリマインドを設定する
 我が家にはアレクサがあるので、週に2回のごみ捨ては前日夜8時と、当日の朝7時にリマインダーをセット、月1回の不燃ごみやペットボトルは特に忘れやすいので、カレンダーに書き込み、同じくアレクサのリマインダーも設定して出し損ないを防ぎます。
 
 STEP5 ごみ捨てルールを家族と共有する
 そして、色々と試していく上で最後の難関だったのが、共に生活する家族にこのルールを伝えて守ってもらう、ということでした。

我が家では料理は私がやりますが、夫はプロテインを飲んだり、りんごを間食で食べたり、ビールの空き缶やお酒の空き瓶をもってきたり。子どもはお皿をさげるときや、バナナを食べたあとの皮とか、結構ごみをもってきたりして、なんだかんだで皆が使う場所なんです。
でも、台所=料理をする人の場所という思い込みがあったので、なし崩し的に皆が好き勝手使ったあとをせかせか片づけることに時間使ってるな.…と気づきました。そもそもルールが、明示されていないのでそりゃあ各々のやりかたでやるよね、とも。
 伝えてすぐは、なかなかルール通りにいかなかったのですが、根気強く「このごみはこうしてね」、「ここにこう捨ててね」と伝えていきました。

 今では家族がルールを守ってごみを捨ててくれるようになり、いつも台所にごみがない状態なので、料理に取り掛かるハードルがぐっと下がりました。

このサイクルを訓練のように忠実に回していくうちに、料理中のごちゃごちゃした調理台と、もやもやとした思考がすっきりとしていき、「作る」という作業そのものに集中できるようになっていきました!

 また家のあちらこちらにあったごみ箱は、台所のみにし、ごみを出した人が捨てに来る方式にしたことでごみ集めの家事も一つ減らせてかなり効率化しました。

 台所ってまるで大きな生き物のようだ....…血流を健やかに流してあげるように管理していくんだ、という結論に至りました。

今ではごみをみつけると、パッとあれは〇〇ごみだ!と判定して即座に捨てる。という癖が付きました。本当、捨てるを極めるといいことだらけです。笑

 え、そんなこと普通にやってたよ?という方も多いと思います!そうですよね....…
 人の苦手意識ってすごい。見たくないものにふたをする力って....…笑
 だけど、初歩の初歩で凄く大事な作業だったなぁと思ったので、書いておきたかったんです。もし同じように料理に苦手意識を持つ方で、「捨てる」が整っていない方は、試してみてください! 
 そもそも分別ルールがそこまで厳しくない地域もあるかもしれませんが。

 最後に、このブログを書き終わった頃に本棚にさしてあった高峰秀子さんのエッセイ本で「台所のオーケストラ」という名作が目に入りました。
 料理が好きになってから、このタイトルをみるたびに本当に言いえて妙だなぁ!!と思います。 

 私が思った、「台所は生き物だ」という感覚もこの本のタイトルに感覚が近いかもしれません。久々に読み返してみようかなぁ。

それでは、また次回お会いしましょう!

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