![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66080581/rectangle_large_type_2_1f9c213d05d55c1ea0a5a7692c9ce689.jpeg?width=1200)
音楽劇「キセキ -あの日のソビト-」🍀備忘録
@紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
観劇日:10/23ソワレ(配信),11/3マチネ,11/7マチネ,11/12大千穐楽(配信)
はじめに。
わたしの大大大好きな記事を書かれる方とフォロワさんのすんばらしいレポートを読んで今回は自分の書かなくてもいいかな…って思ったのですが自己満足でも思い出の記録として残すことにしました。一部、既にSMSで発言した内容を含みます。当方は立石俊樹くんのファンです。
さて、音楽劇キセキみて改めて思ったことは台詞ひとつ・照明ひとつ・動きひとつ・歌にもう全部全部に無駄なものなんて何一つないということ。全て意味があってちゃんと作り込まれてる。それは配信だから見えるものもあるしやっぱり劇場じゃないとわからないこともある。やっぱり舞台って面白い!って。そう純粋に思える素晴らしい作品でした。自分は観劇経験もまだまだ少なく皆さんのように難しいことは書けないのですが本編についての備忘録を始めたいと思います。
《Attention》
・大体時系列で進めますがばらつきがあります
・語尾統一はあまりしていません赴くままに書いています
・描写説明とか考察が比較的に多い書き方をしています
・映画版は未視聴。GReeeeNは中高学生時代によく聞いてた
ーーーーーーー
生バンドの演奏で楽曲「キセキ」が流れる。照明は夕陽が沈み夜のとばりが降りて2人の兄弟にスポットライトがあたる。物語の始まりは夜。
M1[影]
小さな頃みた夢はずっと大きくて
夕日に映った影は未来へ伸びてた
~(わからん教えて)向こうにも届くよ
手を伸ばそうあの頃みた夢に背伸びして
小さな頃のように夢を追いかけず
朝日に映った影の縛る重い足
あんなに遠くに行けたのに
走れない景色の変化に恐れて
父親に反発して自らの夢に手を伸ばし続けるJIN。
自分の好きなこと。音楽の夢を諦めて決められた医者の道を進もうとしている、厳格な父親に従うHIDE。ここの『重い足』が「ハジケロ」の『足枷外して更に前へ』に繋がっているのかもと思うとあの曲をオープニングで歌う意味が更に増す気がする。
HIDEの持ってたギターはJINから貰ったもの?昔は一緒に曲を作ってたのかも。HIDE『昔、ギターくれるって言ってた時も金払ったし…」
支配人のキャラ大好き。キセキはアンサンブルさんもすっごく良い。
HIDE「タバコ吸わない」の言い方😌毎回違って毎回良い。11/3だったかに「吸わねーよ」って若干切れ気味に言ってて凄く興奮しました。前は「やめてよ!吸わないよっ!」って可愛い感じだったので。あとこの作品「崖っぷち」って言葉よくでる。
「HIGH G.K LOW ~ハジケロ~」はこの舞台で聞いて改めてめっちゃ好きになった楽曲No. 1。今までCDで聴いてた時はうるさい曲だなと思ってたけど(ひどい)これはLIVEでめっちゃ盛り上がる曲でLIVE前提の曲ってやっとわかった。『しがらみからの日々を解除。ぐあんぐあんと揺らすこの会場。」とか『同じしがらみを歩む人よ隣にいるからさぁ手伸ばせよ!』とか歌詞の良さ噛み締め。HIDE最後の音ハメで左腕あげる仕草最高。
・上を向いて歩いてる。涙が零れないように。
・この青い空と気持ちは必ずしも一致しない。それが人生だよな。
・俺の屍を置いて先に行ってくれ、、、。受験は戦争。まさに負傷兵だよ。
上記、うろ覚えのHIDE台詞と坂本龍馬が好き。という情報からHIDEはたぶん文系思考だったのだろうと推測。勿論、歯学部合格している訳なので元々が頭が良くなにより言葉選びのセンスが凄く高かったんだなって。
推し贔屓だと思うけど芝居→歌の表現が続いているの立石HIDEさすがだなぁと思って千穐楽でティボの片鱗が見られて最高だった。例の「めちゃくちゃやばーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい」のおてて。太田naviに何して欲しかったんだろ。ロングトーンの勝負かな?
立石HIDE「naviっ!俺の屍を置いて先に行ってくれ…」と胸を右手で押さえて足を地ついて嘆くシーンが有るんだけどその苦しみの表情が立石ティボルトを彷彿とさせるので急に心臓部が苦しくなるオタクしてた。(差し込み)R&J出演・立石俊樹ティボルトの円盤はこちらで購入できます。
M4[the way](抜粋)
迫る闇に星が輝くあれ?今日が消えてく
無理に定め変えて答えってやつが
見つかるかな?ねぇ。
僕だって君だって結末は同じさ。ねぇ。
完璧で純粋な幻影を集めんだthe way
High Speedがメジャーデビューしようとしていた楽曲が「the way」で「道」(みち)は、GReeeeNのメジャーデビューシングル。
↑書いてていま気が付いた~やば〜(遅すぎ)
里中くんのアドリブほんと可愛い。おんぶアドリブ最高すぎた。太田naviの毎回カラオケアドリブ大好き。HIDEが夜に駆ける歌う時の里中くんの表情好きだなあ歌うまって感激してマラカスダンス激しくなるの。こればっかりは才能だよ、言っておくけどの絡み方(笑)
YOASOBIさんの「夜に駆ける」(抜粋)
変わらない日々に泣いていた僕を
君は優しく終わりへと誘う
沈む様に溶けていくように
染みついた霧が晴れる
忘れてしまいたくて閉じ止めていた日々に
差し伸べてくれた君(JINという解釈)の手を取る
繋いだ手を離さないでよ
二人いま夜に駆け出していく※1
グリーンボーイズ曲のアレンジ依頼するHIDEの可愛さ。この時に雨降ってるのはHIDEが傘を持ってJINを待っていたことがわかる。配信だと見えないから生で見てわかった。ここ自分の可愛いを全面に出したおねだり坊や。11/3にグリーンボーイズのLIVE終了後、はける時に立石HIDEが「またね!」って言ってて😭次の約束してくれたって感動してた。ちなみに千穐楽では言いませんでした...
M7[冒険]
諦めたくないあの時のあいつも思っていた
言葉が今頃気づかされた
自分のレールを歩き出したでも
楽しいだけじゃなく望み通りに
進めないことだってある
何かを捨てて行けと人は言う
でも本当に捨てられるのか?
選択と諦めの違い知らないままで
大事なその手を離すのか。
(ここは自分自身の手。ここのメロディーが吉谷さん節でヘタミュ見たくなっちゃう。)
諦めない諦めたくない
何が起きるかわからない冒険に臆する勇者はいない
それだから楽しいと歌いながら前に進もう
俺たちと一緒に前に さぁ進もう
選択するって何だろうか?
恐らく彼らGReeeeNさんたちのように両方やる!を実現できた人のほうがこの世の中において少ないように思う。だから観客は彼らに。彼らの音楽に尊敬と憧れを持ち、夢や希望と勇気を貰えるんだと思う。
そしてJINさんのように自分の夢を叶えられずに自分の身の丈にあったことを全うするという生き方をしている人の母数は多く、天才を目の当たりにした絶望により一層感情移入できる。(このあたりの言語化とニュアンスは非常に難しくて意見には個人差がありますと念押ししておく)ちなみに当方は高校時代に「何かを選択するということは何かを諦めること」という言葉を受けてとても腑に落ちたというか凄く納得している人間です。
選択と諦めの違いって何かな?と考えてみると「自らの覚悟を持って何かを選び抜いたのが選択」で、「心はそれを望んでいないのにどうしようもなく切り捨てたのが諦め」かなと考えているところです。つまり、自分にとって後悔のない決断をしたか。どうか。
この作品は人によって自分の過去の選択を後悔してしまうトリガーになってしまう部分も潜んでいるなと思っていて、作品においてはそういった感情を揺すぶるのは大事なんだけど。この物語は決して正しい道はひとつじゃなくて無限にあるという意味合いも勿論存在する。その何かを選択したことを後悔はして欲しくない。胸をはって自分はこの道を選んだんだ!と思えればそれでいいと思う。(だからIVVYを卒業すると決断したとしくんの選択を心から応援しているよという回りくどいメッセージ…きっと大丈夫だと思うんですが。知らんけど…)
戻ります。HIDEが「GReeeeNはやめるしかない」と言ったときに彼の言葉が本心ではないとJINはわかっていた。だからこそ彼は声を荒げて「お前の書いてきた言葉、全部嘘だったって言えんのか?諦めた日々は過去のことなんだろ?」と詰め寄ります。JINはHIDEが何よりも音楽が大好きで本当は続けていきたいってわかっていたと思うから。だからHIDEが「俺、やっぱりGReeeeN続けたい。」とメンバーに告白したシーンはぐっとくるものがある。(ここもっと色々感無量シーン沢山ある)
HIDEは確かにこの作品において太陽的な存在ではあるしJINは影のイメージあるけど、実際HIDEにとっては厳格な父に逆らって我が道を行く兄の存在は憧れ、太陽みたいに思ってたのかもしれない。弟の「音楽が好き」だという本音を引き出してその世界に連れ出し、眩しい日の目を見せてくれたJINという存在の重要性がじわじわくるんですよね。
医者を目指せと言われ続けてきた弟の瞳の陰りに1番気がついていたのは兄である彼。その手を繋いで離さなかった2人の兄弟の物語。尊すぎるんですけど(語彙)
※1だから最後には2人で音楽の合宿に行くからと家を出発する。お母さんの煮っ転がしは夜ご飯に食べるため?だとしたら「二人いま夜に駆け出していく」ことで物語が終わる...天才
音楽劇キセキ。総じて演者さんたちが楽しそうにお芝居しているとこっちも幸せになるし笑顔になる。喜怒哀楽を感じて心が揺さぶられる。その瞬間は刹那的だけど永遠に記憶に残る。素敵な素敵な作品にとしくんがHIDEとして生きてくれて幸せでした。
今回、HIDEとJINにフォーカスした話になったけどほんとにほんとに全キャストさんまじで最高でした!!!!!!!!!!!【力技】
以下。アドリブまとめ
・ダム練のアドリブ
太田navi「やっほー!!」
里中SOH「やっほー(低音)」
皆「えっ何。やまびこ??」
暫しわちゃる
太田navi「純喫茶ツバサカレーってどこで買えるのー!!」
里中SOH「池袋(低音)」
立石HIDE「なんか俺の隣で聞こえたんだけどw」
・曲が降ってきたかも!
立石HIDEが客席方面の天井方向を見ながら「ほら!あそこにある!いま左!あっ右に動いた!!」
里中SOH(たぶん)「えっ物質なの??」
わたし(えっまじで上になんかあんの?)→ない
立石HIDE「曲!降りてきたかも!!口を開けて笑っている顔」と満面で微笑み颯爽と上手に捌ける
・新曲何にする?
じゃんけんで岸本92が負けちゃって「前歯にキス」と命名。立石HIDEと2人で歌い出したんだけどあれ即興ですか?良い曲だったのでいつかリリースして下さい
・カラオケ
夜に駆けた後に太田naviの言葉を受けて立石HIDEが突然「創生のアクエリオン」歌い出したんだけど歌詞朧げてみんなに「わかんないのか」って笑われてた笑顔その後は太田naviは残酷な天使のテーゼ入れてた
・naviの名前説明する場面
里中SOH「わかった!ぐるなびのnaviでしょ!美味しいカレー屋さん教えて!」
太田navi「純喫茶ツバサカレー!」
皆「あー!!あれめちゃくちゃうまいよね!!!!スープカレーもある??美味しい!」わちゃわちゃ
因みに舞台劇中楽曲のCD音源化ほんとにほんとに宜しくお願いします。運営さま頼みます。Blu-rayは予約します!本当に素敵な作品を届けてくれてありがとうございました!!!!!
おわり。