暑さと体②
前回猛暑と自律神経の乱れの関係性について書かせていただきました。
もうそろそろ夏が終わる時期に入ってきましたがまだまだ残暑が油断ならないので、今回は具体的な対策について書いていこうと思います。
脱水予防
水分補給に限るのですが、例えば水道水をガブガブ飲んでも効果的とは言えません。一部は吸収されるでしょうが、余分な水分はすぐに尿として排出されるます。水分を効率よく吸収するための助けとなるのがナトリウム分や糖分になります。スポーツドリンクは水分補給の効率が良いのは言うまでもないでしょう。中でもOS1という商品は水分補給でもかなり効率が良いです。個人的な感想ですが味は少し独特な感じがします。割と最近発売されたアップル風味の方は比較的飲みやすいと思います。また、飲料水だけでなく最近はタブレット状の物も販売されています。汗をかいた時に失われるミネラル分を補給するのにお勧めです。これと水を飲むということでスポーツドリンクの代わりにもなると思います。
体温調節
・クーラー
環境省の方ではクーラーでの室内温度設定28℃を勧めいてます。人それぞれ体感温度が違うためこの温度が絶対に良いというわけでもないと思います。アンケートを取ると27℃に設定している人が一番多く、次いで28℃、26℃となっていたようです。就寝時はタイマーを活用してずっとクーラーの風があたらないように工夫をしている方もいるようです。
・服装
衣服の選択は麻を使用したものがオススメです。熱と湿気を取り除く性質があるようです。最近ではユニクロを筆頭に合成繊維で汗を排出しやすいシャツなども多く販売されているためそれらを着るのも良いと思います。
外出をする際に自宅でクーラーを使用していた場合は一度切って、少し常温に体を慣らすと良いようです。温度差を少しでもなくすイメージです。
逆に外から生鮮食品が売っているスーパーやオフィスなど、屋内施設に入る場合ですが、寒いと感じるほどにクーラーを付けていることがあるかもしれません。薄めのカーディガンなどを持参し一時的に衣服を調節すると良いと思います。また首、手首、足首に太い血管があることから衣服での体温調節の際はこの部分を出したり外気にさらしたりするのもポイントです。
・寝具
夜に眠る時は寝具をどのように扱っているでしょうか。暑いため何もかけずにクーラーのみという状況だと体温調節にエネルギーを使うためかえって逆効果になり翌朝の疲労感に繋がるようです。薄い肌掛け布団1枚でもいいのでかけると良いと思います。
栄養バランス
・タンパク質
暑さでエネルギー消費が激しくなるため栄養源となるタンパク質の消費も激しくなります。これが不足することで疲労感を強く感じるようなので肉、魚、大豆、卵などを摂取すると良いです。
・ビタミンB1
摂取した炭水化物をエネルギー変換するために必要になります。豚肉、レバー、豆に多く含まれます。これに付随してアリシンという成分をとるとB1の吸収効率を上げることができます。玉ねぎやネギなどの辛味成分に含まれるようです。
・ビタミンC
猛暑で弱った身体内では免疫も下がっています。ビタミンCは免疫力向上を期待できます。レモンやピーマンに含まれます。
・クエン酸
乳酸(疲労物質)を分解し体外に排出します。梅干しやレモンといった酸っぱい食品に多く含まれています。
・カリウム
余分な塩分を体外に排出する働きがあります。いもや納豆、バナナなどに含まれています。
運動
暑いのに動くと逆効果と思われるでしょう。もちろん暑い時間帯の運動は避けた方が良いと思いますが、適度に汗を流すことで熱を体外に逃がすことができます。運動習慣がない、基礎代謝が低い方は汗をかきにくく熱がこもりやすい体になるため、軽いウォーキングや室内でもストレッチを行い体を動かす習慣を作ると良いと思います。
入浴
これも暑い状況でさらに暑いところに入るなんてと思うかもしれません。お湯の温度は38度程度のぬるま湯にします。ぬるま湯に浸ることで身体をリラックスさせ、その後の睡眠を促す効果が出てきます。また軽く発汗もするため体内の熱を逃がして体温調節にも繋がっていきます。入浴した際はしっかり水分補給も忘れずに行ってください。
前回に引き続き長々しましたが閲覧いただきありがとうございました!
それではまた。
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