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石丸都知事は首相になるんじゃないか? そして裏切られないために

都知事選のお便りを捨てたわたし。
「このままじゃ小池知事か、れんほぉになっちゃうよ!?」
と、うちの家族は責めてくる。それの何が悪いやら。わたしは政治も世の中も変わらないでほしいので現知事を支持すべきだろう。でも、彼女には組織票がザクザク入るじゃろ。


約束・契約を守る文化のない国で、できもしない公約を売りにする政治家を当てにすれば、裏切られて終いじゃろ。政治家は、全員がこうじゃろ。公約実現不達成にペナルティを課す法律がない。


さて、新星のごとく降ってきた石丸伸二氏。わたしはまだ選挙公報を拝見しただけだ。読めば、教科書(お手本) のような文面。もっと画期的な主張が書いてあるのを期待したけれど。メディアでは日に日に認知度と人気が高まっているそうである。


旧来型の、雄弁に夢を語るタイプとは違う。論理的な思考とリーダーシップによって、老害どもと利権を華麗にやっつける「コミュ強」だと。アメリカ帰りならば、議論の仕方・マナーのトレーニングを受けているはずである。きっと話の筋道の整理整頓がうまい。彼の洗練された目つきと歯並びは深い知性を感じさせ、非の打ち所がない。輝かしい経歴にはぐうの音も出ない。


本当にそうだろうか?  石丸氏は都知事選に出馬するために、任期を残して市長の職を退いた。途中で投げ出したとそしられるのではないか?  わたしは石丸氏のこの点に不安を抱いている。同じ手法で都知事の在任中にいなくなる可能性を感じてしまう。


石丸知事がアメリカの大統領に立候補することはないだろうが、東京都知事のポストを捨てて、衆議院議員に当選するかもしれないのだ。あれよあれよという間に総理大臣まで上り詰めるんじゃなかろうか。彼なら実現しかねない。


それが無責任でひどいことかといえば、何とも。東京と国政は重なって見えるから。しかし少なくとも安芸高田市から東京に出てきた部分については、安芸高田市議会・市民への一方的な別れであり、身勝手さがうかがえる。石丸氏の転身は、「まァ国全体がよくなるんだったらいい」と、うやむやにされて済むのか。安芸高田市の中には嘆きや憤りが残されたのではないだろうか。だから信用しきれない、といった評価を排せないと思われる。


石丸氏が都知事に当選してから総理大臣になるまでの、軽いシナリオはこれで終わり。都知事を経ずに国会議員、からの国務大臣、からの総理大臣、という道もあるかもしれない。東京の一極集中を解体しに上京したからと、事が済んで都知事任期中にあっさり離京・凱旋する可能性はたぶんない。東京都の富と力はそんなにすぐ壊れない。


ところで、わたしの知り合い達は、絶対に自分を裏切らない人に投票するって。70代の男女6人くらいが、いつものテーブルで口を揃える。それは誰かっちゅうと、自分の名前を書いて投票箱に入れるそうなのである!  わたしはまねしない。

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10h
ありがたいことです。目に留めてくださった あなたの心にも喜びを。